中卒者就労支援を要請 池城健氏・一般質問 給食の地産食材3割超

 池城氏は、宮古島市では最終学歴が中学卒業となる者が、毎年10人前後ずつ増えているが、15歳前後の若年者である彼らの中には、就労環境に慣れることができず、定職に就けないまま社会から離脱する者もいるとし、市における中卒者への就労支援策を問うた。
 嘉数登副市長は「中卒者の生活設計支援に向けて、教育委員会、子ども家庭局、福祉部の連携強化を図る協議の場を設けた」と応じた。池城氏は、中卒者を含めた経済的に困窮する若者の就労支援策として、各種資格免許の取得に係る費用補助や各段階での積極的な行政支援策を強く要望した。
 学校給食に宮古島産の食材を積極的に使用する目的として、地産地消コーディネーターを配置した施策が、関係者から高い評価を得ているとした池城氏は、学校給食での地産食材使用割合を確認し、市は「同配置は昨年8月より導入し、現在は3人体制で提供品目の拡大に向けた生産者との調整や、食材不足時の対応設計等を担っている」とし、「地産食材の割合が昨年度23・5%から32・1%に上昇した」と説明した。
 池城氏は、小学校の校内環境美化作業を早期に外部発注するよう求めた。

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