市公式ラインがだいずズミに 不法投棄通報が明確で容易に 多言語対応や各種情報充実 「ブロック解除しぜひ再度利用を」
市情報政策課(古謝栄治課長)は5日、市役所で今月3日にリニューアルされた市公式LINE(ライン)の機能拡張と利便性向上について市民向けレクチャーを行った。このリニューアルで市からの情報発信だけでなく、市民からの情報受け入れも可能となった。リッチメニューの設置により、受信したい情報の選択が容易になり、防災情報の充実やごみ出しサポート機能の追加などが行われた。特に多言語対応を導入し充実したコンテンツを今後追加する予定だ。
同課によると今回のリニューアルは6月14日に締結された「宮古島市情報発信プラットフォーム構築実証事業に関する協定」の一環で、市民のライフスタイルに合わせた情報の提供と行政事務の効率化を目指している。3月末までの実証期間中にはさまざまな機能やコンテンツを導入し、次年度の実装に向け構築されるとのこと。
レクチャーでは、職員が自身のスマホ画面をスクリーンに映し出し、実際に操作しながら機能やコンテンツの説明を行った。
このリニューアルにより、さまざまなサービスをより簡単に利用できるようになった。16カ国語に対応した多言語化は、最近増えているネパールやインドネシアからの移住者を含む多国籍の市民に対応するためのものだ。
また、ごみ出しサポート機能では、居住地域に応じた週ごと月ごとの収集日カレンダーの表示やごみの分別検索が可能となり、市民の日常生活の便利さが向上した。
さらに市立図書館のデジタルページへのアクセスや本の貸し出し予約、新型コロナやインフルエンザなどの感染症の動向確認、オンライン申請の手間省略など、利便性とアクセシビリティを高めるための多くの新機能が追加された。
また、不法投棄通報機能のオンライン化により、市民は専用フォームから写真付きおよび地図アプリを利用した場所の特定ならびに通報が可能となり、より明確かつ気軽に通報を可能とした。
今後もアクセス数の分析や市民のフィードバックを基に、公式LINEの機能改善を進めていく方針である。
古謝課長は「通知過多でブロックした市民にはブロック解除して再度公式ラインを利用してもらいたい」と呼び掛け、今後も普及に努める意向だ。
また、操作方法が分からない人向けに行政チャンネルやYouTubeでのレクチャー動画配信やスマホ講座での操作方法のレクチャーも予定しており、市民が新しい公式LINEを最大限に活用できるようサポートを続ける予定だ。