地域連携で結束深める 四学区が一致団結 第13回城辺ふれあいまつり盛況
城辺地区地域づくり協議会は1日、城辺公民館と周辺広場で「第13回城辺ふれあいまつり」を開催した。伝統文化の継承と地域の活性化を目的としており、会場は多くの人でにぎわった。先人から受け継がれてきた地域の伝統芸能をはじめ校歌ゆうぎの発表、そのほかパトカーや消防車の試乗体験などさまざまな催しを楽しみ、4学区(福嶺、城辺、砂川、西城)が連帯と絆を深めた。また交流を続けている新潟県上越市板倉区も参加して物産販売を行った。
オープニングでは放課後児童クラブぐすくべの旧城辺町歌合唱と上区獅子舞保存会の上区の獅子舞が披露された。
開会式では、同協議会の宮國恵良会長のあいさつに加え、座喜味一幸市長や板倉まちづくり振興会の渡邉衞理事長の祝辞があった。
宮國会長は「多くの住民が出会い、触れ合い、交流する場になることを期待している」とコメント。座喜味市長は「地域を挙げてのまつり開催による城辺地域の活性化と住み良い地域の実現に向けた住民の努力を願っている」と述べた。
イベントでは、新城クイチャーや比嘉の獅子舞、保良自治会長のフラダンス、日舞など多彩なプログラムが舞台上で発表され、訪れた地域住民らはこれらのパフォーマンスに拍手と喜びの声を送った。
また、保育園児や小学生による発表では、家族がスマホで写真や動画でこれらの一瞬を記録し、特に子どもたちのパフォーマンス時には前列が保護者や家族で埋まる光景が見られた。
人頭税廃止に尽力した中村十作の出身地である上越市板倉区ブースでは米どころとあってコシヒカリをはじめ「柿の種」やお酒など米由来物品を取りそろえて販売し、盛況を見せた。
さらに、宮古そばやかき氷の早食い大会、サムイ体験コーナーなども設けられ、子どもたちの笑顔と応援の声が会場をにぎわせた。
宮古島警察署の交通安全防犯コーナーや市消防本部の防災コーナーでは、子どもたちがパトカーに乗るなどして楽しみながら安全への意識を高める機会となった。