宮古地区市村教育委員会協議会定期総会が開催された =市役所3階・会議室

宮古地区の教育向上、課題解決へ 教育行政発展図る 市村教育委員会協議会

 宮古地区市村教育委員会協議会定期総会が22日、市役所で開催された。参加者は大城裕子教育長をはじめとする市教育委員会、多良間村教育委員会の池城三千雄教育長、教育委員、事務局職員などで会議では2023年度の事業報告や24年度の事業計画などを審議し原案通り承認された。次回開催日程についても話し合われ、調整次第で決定されることとなった。
 宮古地区市村教育委員会協議会は、宮古地区における教育行政の質の向上と、教育現場における課題の解決を目指し、宮古地区の教育行政に関する諸問題を研究協議し、教育行政の進展を図ることを目的としている。
 開会あいさつでは、多良間村教育委員会の池城三千雄教育長が宝塚医療大学の施設視察について言及し、「施設の素晴らしさだけでなく、夏休み期間中に開催している総合博物館での固有種展示などから学ぶこともできた」と語った。
 総会では、新型コロナウイルス感染症の影響からの社会復帰に伴う教育環境の変化に対応するための議論が交わされた。大城教育長は、「子どもたちが笑顔でいられる環境を整えることが重要」と述べ、教育現場の変化への適応を強調した。
 24年度事業計画では10月に県市町村教委研修会や10~11月に第二回同協議会の開催などを協議した。
 閉会のあいさつは、多良間村教育委員会の教育長代理、大見謝正勝氏が行った。
 同協議会の活動は、地域における教育の質の向上と、教育現場で直面する課題への対応策を模索する上で重要な役割を担っている。今後も、宮古地区の教育行政の発展に向けた取り組みを進めていく。

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