宮古島へ〝んみゃ~ち〟 海の子が山の子を大歓迎 岐阜白川町児童ら来島 2泊3日で下地小児童と交流
2024年度海・山体験交流宿泊研修会(市教育委員会主催)のため下地地区の児童と交流を深めながら宮古島の自然や文化を学ぶ岐阜県白川町内児童15人らが6日、宮古島市に来島した。8日まで宮古青少年の家を拠点に2泊3日の日程で下地地域の子どもとさまざまな活動を通して交流する。両地域の子どもたちが相互訪問するこの交流は旧下地町時代から続いており、通算で18回目となる。
この研修会は地域の児童が歴史、文化、産業、自然など生活環境の異なる他県の児童と交流し、広い知識と豊かな心を育成すると共に、家庭を離れて集団生活することにより、家庭の大切さ、自主性、協調性、思いやりの心を身に付けることをねらいに行われているもの。冬の時期には下地小児童が白川町へ訪れる。
白川町の黒川、里見、白川、蘇原の4小学校から15人と引率者4人は午後3時過ぎの航空便で到着。下地小児童らは歓迎の意を込めた横断幕を用意し、宮古空港で歓迎式が行われた。
市教育委で下地公民館の福里匡館長は「7月に予定してたが台風3号の影響で日程変更になり、今回無事に宮古島にみなさんを迎えられて良かった。白川町とは違う自然と風景がある宮古島で下地の児童と交流を深めてほしい」と呼び掛けた。
下地地区代表して下地小6年の上田紬さんは「白川町から遠い宮古島へ来てくれてありがとう。2泊3日と短い滞在だが交流をしましょう」と歓迎のあいさつと共に1千653㌔の長い旅路をねぎらった。
同町児童を代表して黒川小学校6年の加藤小春さんは「たくさんの人の出迎えに感謝。みなさんと仲良く交流をしたい」と述べた。
その後、空港からは観光バスで太平洋と東シナ海の海流が交わる東平安名崎に行き、灯台を見学、その後は地下ダムを見学し、民宿でオリエンテーションをした。
きょう二日目は宮古青少年の家で工作づくりで交流し、人頭税の歴史などを学び、海水浴などで下地小児童と交流を楽しむ。