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マンゴー試食会では味、香りなどの評価が行われた =県宮古農林水産振興センター農業改良普及課

マンゴー栽培技術向上へ 西川会長にエコファーマー認定証 会員ら試食会で相互評価

 宮古島マンゴー研究クラブ(西川健会長)は17日、県宮古農林水産振興センター会議室で「マンゴー試食会」を行った。同クラブの若手会員らが育てたマンゴーを持ち寄り、試食で味や香りなどを評価し合う勉強会。毎年行うことで栽培技術向上につなげている。試食会後は宮古地区エコファーマー認定証交付式もあり、会員らが見守るなか会長の西川さんが環境負荷低減事業活動実施計画に係る認定証を受けた。

エコファーマー認定証交付を受けた西川さん(前列左から2人目)ら


 同研究クラブは、マンゴー農家の若手会員13人で構成されている。今年の試食会にはマンゴー9品(アーウィン7品、夏小紅2品)が出品され、生産農家や県、市などの関係機関の職員らが試食した。
 審査は果実の外観、果肉色、香り、食味(酸味・甘さのバランスなど)で、試食アンケートでは食味や荷姿などに関してのコメントも記載した。
 生産農家らは、テーブルに並べられたマンゴーを1品ずつ試食し、味や香りなどについて3段階で評価した。
 今年のマンゴーは出荷が2、3週間は早くなり、サンプル数が少なかったという。
 西川会長は「アーウィンの収穫は終わりかけで夏小紅が出てきている。アーウィンの栽培では暑さや雨があり、心配していたが糖度は高かった」と振り返った。研究クラブは「毎月1回座学やほ場を回り、意見交換しながら技術を高めている。試食会もいい勉強会になっている」と話した。
 エコファーマー認定証交付式では、宮古農林水産振興センター農業改良普及課の友利仁志課長が西川さんに認定証を伝達。西川さんは「化学肥料や農薬でなく、今後子どもや先の世代まで同じ環境で農業ができることを目指したい」と述べた。
 西川さんはウッドチップなどによる有機質資材の活用や局所施肥の実施による化学肥料低減、被覆栽培技術を用い、化学農薬低減に積極的に取り組んでいることが評価された。新規認定取得で期間は6月13日から2029年6月12日までの5年間。
 友利課長は「西川さんには大きな目標に向けて頑張ってほしい。きょうの機会に皆さんの前で認定証交付ができたことをうれしく思う。みんなで環境に優しい農業を目指して頑張っていきましょう」と激励した。
 エコファーマーは有機質資材による土づくり、化学肥料(窒素成分)や化学合成農薬の使用低減などの環境にやさしい農業(環境保全型農業)による農産物を生産することで環境負荷低減への寄与と併せ、消費者の求めるより安全・安心な農産物供給に努めている。
認定者は▽土壌分析に基づいた堆肥、緑肥による土づくり技術▽化学肥料(窒素分で換算)の使用量の3割程度低減技術―などを組み合わせた5カ年計画(目標)に取り組んでいる。

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