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城東中校区の各学校関係者らが集い児童生徒の健康などについて討論された =西城小・ランチルーム

児童生徒の健康促進を協議 城東中校区 早寝、早起き、朝食の重要性 小中学校保健委員会

 2024年度城東中校区小中学校保健委員会が11日、西城小学校(上田達大校長)で開催された。同校区内の児童および生徒の健康と安全に関する協議が行われ、健やかな体力づくりと心身の健康を目指すための活動について検討し協議した。出席した各学校関係者らは、それぞれの学校で収集した児童生徒の身体測定データを全国、沖縄の平均値と比較し、生活習慣の見直しの重要性が共有された。
 会議には同校区である▽城東中▽西城小▽城辺小▽砂川小▽福嶺小―の各校長、教頭、教務、生徒指導主任、養護教諭、学校医、学校歯科医、学校薬剤師、PTA代表など約30人以上が参加した。
 本年度は「基本的生活習慣の定着について」をテーマにさまざまな議論が上がった。資料では各学校の全児童生徒の身長と体重、視力、歯科状態を数値化し全国平均値と沖縄平均値と比較し可視化した。
 それによると同校内では児童が全国平均値と比較した肥満度では、肥満傾向にあるという結果が報告され、生活習慣の見直しの重要度を共有した。
 また、城東中の生徒の生活習慣に関する懸念が報告され、課題解消に向けた議論を展開した。
 その報告では「夕食の時間が遅く、その結果、就寝時間が遅れ、朝食を摂る時間がなくなるケースが多いこと」「これが虫歯や視力低下にも影響している可能性がある」などと指摘された。
 そこで、夕食後の歯磨きの重要性や、就寝前のスクリーンタイムの管理、朝食の重要性などが話し合われた。
 特に朝食抜きの危険性についても議論され、宮古島の暑さによる熱中症のリスクを高めるなどが挙げられた。
 この会議を通じて、学校職員、医療関係者、保護者が一丸となり、児童・生徒の健康促進に向けた具体的な方策を模索。「早寝」「早起き」から朝食を摂ることの重要性を再認識し、家庭での生活習慣の見直しと学校での健康教育の強化を再確認できる機会となった。
 同委員会は地区児童生徒の健康・安全について協議し、健やかでたくましい体力づくりに寄与する。その上で学校職員、三師、保護者代表などが連携することで子どもたちが心身ともに健康で安全な生活を送れるよう学校保健の諸問題について検討、協議し今後の活動につなげていくことが狙い。中学校区で行われるのはまれだという。

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