• HOME
  • 記事
  • 社会・一般
  • 書道パフォーマンスLIVE開催 全国はがき筆文字協 子どもたちがドームで舞う 筆供養など体験ブースも
4回目のパフォーマンスとなった書道ガールズ =7日、JTAドーム宮古島・アリーナ

書道パフォーマンスLIVE開催 全国はがき筆文字協 子どもたちがドームで舞う 筆供養など体験ブースも

 全国はがき筆文字協会(池田海真会長)は7日、JTAドーム宮古島で「2024書道パフォーマンスLIVE~新時代を拓(ひら)く、もう一つの書道~」を開催した。市内の書道教室に通う小学生の子どもたちや中高生らがそれぞれチームに分かれて大きな紙に力いっぱいに書を認(したた)め、音楽に合わせてダンスを披露し、作品をつくり上げた。また、フラダンスや民謡、ブレイクダンスなどもあり、会場に訪れた観客たちを楽しませた。

小学1~3年生のお習字ガールズは大きな筆に挑戦した


 同イベントは12月に同所で開催される「全国はがき筆文字展」の関連イベント。池田会長はあいさつで「今回、宮古島にいる若い世代を応援する目的で開催した。書は一人ひとりが自分自身と向き合い、向上させるが今回はもう一つの書のかたち。子どもたちも楽しみながら挑戦するので、ぜひ最後まで楽しんでほしい」と呼び掛けた。
 パフォーマンス書道は、伝統的な書道とJ―POP音楽などとダンスを組み合わせた書道で全国ではクラブ活動などで人気を博している。
 出演したのは池田書道塾に通う小学3~6年生の子どもたちの「書道ガールズ」、1~3年生の「書道ハッピーズ」と煌月書道塾に通う3人で結成された「墨っ娘パフォーマーズ」に加え、今回を機に結成された市内書道塾に通う1~3年生の「お習字ガールズ」、宮古総合実業高校書道部、宮古高校書道同好会が音楽に合わせ筆を舞わせてそれぞれ作品を仕上げた。
 パフォーマンス後にお習字ガールズの児童らは「緊張しなかった」「楽しかった」など笑顔で答え、今回が4回目の披露となった書道ガールズの上地樹奈さん(下地小6年)は「うまくできたけど、次はファンサービスを心がけたい」と前向きな様子だった。
 そのほか、砂川美佐子民謡研究所、フラダンスのハラウ・フラ・オ・プアエナ・ミヤコ、宮古ブレイクダンススクールのチームゲットオンアップ、平良中ダンス部が出演し子どもたち自身も日頃の練習の成果を楽しみながら披露し、会場を盛り上げた。
 また、会場には「水書き書道」「紙漉(す)き」「はがき筆文字」の体験ブースもあり、来場者はパフォーマンスの合間にそれぞれのブースで楽しんでいた。
 筆供養の回収ブースもあり、動物由来の役目を終えた筆に感謝し、納められていた。回収された筆はその名産地である広島県熊野で恒例となっている筆まつりにて焼納されるとのこと。

関連記事一覧