7日に今期の原料搬入を終えた
=宮古製糖伊良部工場
4工場の原料搬入31万㌧ 23・24期キビ 前期比減量も高糖度で終了
宮古製糖城辺・伊良部・多良間工場と沖縄製糖宮古工場の2023・24年期サトウキビ製糖操業の原料搬入量は、前期に比べ2万1369㌧減の31万249㌧となった。減量となったが糖度は4工場とも14度~15度と高かった。
今期の製糖操業は、昨年12月5日の宮古製糖多良間工場を皮切りに始まり、城辺工場や伊良部工場も「年内操業」となった。沖縄製糖宮古工場は年明けの1月6日に開始した。
宮古製糖城辺工場は、昨年12月13日に操業を開始。雨の影響でハーベスターの刈り取りが進まず、年内は原料不足が続いた。年が明けた1月からは天候が回復し、心配されたハーベスターの刈り取りは進んだ。3月29日に操業が終了し、原料搬入量は11万3317㌧。平均糖度は14・62度、93・77%が基準糖度帯かそれ以上だった。終了後は伊良部工場の原料の一部搬入を受け入れて圧搾処理した。
伊良部工場は昨年12月26日に操業を開始した。製糖期間中、雨の影響による原料不足が続いた。その度に圧搾などが停止し、天候を見ながらの操業を強いられ、終盤も雨が続いたことによる影響を受けた。原料搬入量は城辺工場への搬入を合わせると5万5250㌧。平均糖度は15・10度、96・85%が基準糖度帯かそれ以上となった。
多良間工場は1万9735㌧が搬入、基準糖度帯かそれ以上は99・58%と高かった。
沖縄製糖宮古工場は3月29日に終了した。原料搬入量は12万1957㌧。平均糖度は14・38度、割合は基準以下が3・53%、基準糖度帯が46・57%、基準以上が49・90%となり、基準糖度帯かそれ以上は96・47%だった。