与那嶺組合長へ質疑を行う出席者 =池間公民館

離島観光活性化へ協議 池間公民館 島々の課題、情報を共有 三圏域会議開催

 県の離島観光活性化を目的とした三圏域会議が10日、池間公民館で開かれた。会議には宮古島観光協会、県総務部宮古島事務所、久米島町観光協会などから15人が出席。県の離島観光活性化促進事業の一環として昨年度実施された池間島観光ツアーの説明が行われた。県は、これらの活動を通じて、離島の魅力を国内外に発信し、観光客の増加を目指す。
 沖縄県に属する離島は、それぞれが独自の自然環境や文化を有しており、これらを生かした観光活性化が求められている。本三圏域会議では、各離島の観光促進策についてさまざまな意見を出し合い、今後の観光振興に向けた具体的な取り組みが話し合われた。
 本会議で特に注目されたのは、昨年実施された「幻の大陸八重干瀬周遊ツアー」で、このツアーは、大潮と中潮の時に漁師の案内で八重干瀬を周遊し、釣った魚を池間食堂で調理し味わう体験ができるもの。約80人以上が参加し、好評を得た実績がある。
 モニターツアーの料金は昨年は3000円で実施されたが、今後は漁協関係者やアンケートの意見を参考に調整される予定だ。
 池間漁業協同組合の与那嶺大組合長は「多くの水鳥や渡り鳥がいる湿原案内や御嶽などを八重干瀬周遊ツアーと組み合わせて行い、漁協だけではなく池間に住む人たちが繁栄するように取り組みたい」と述べた。
 県文化観光スポーツ部観光振興課の柴尾祐子誘致企画班主査も、「沖縄県は離島が多く、それぞれの課題を含めて情報共有を図り、島々の観光振興につなげていきたい」と意欲を示した。
 参加したのは▽宮古島観光協会▽県総務部宮古島事務所▽久米島町観光協会▽久米島町役場商工観光課▽八重山ビジターズビューロー▽県八重山事務所総務課▽県文化観光スポーツ部観光振興課▽沖縄観光コンベンションビューロー国内プロモーション課▽池間魚協―。
 昨年度は久米島、本年度は宮古島で開催。来年度は八重山での同会議開催を予定しており、離島ごとに特色ある観光活性化策が講じられている。

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