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山川所長(左)は薬物乱用防止指導員への委嘱状交付を行った =県宮古保健所・健康増進室

薬物乱用ない社会づくりへ 総会開き平良支部長再任 県薬物乱用防止協宮古支部 指導員へ委嘱状交付

 県薬物乱用防止協会宮古支部(平良勝也支部長)は8日、県宮古保健所で総会を開き、2023年度事業実績および決算報告、24年度事業計画および収支予算などを盛り込んだ5議案を審議、確認し薬物乱用のない社会づくりへ協会員一丸となって取り組むことで気持ちを新たにし、役員改正も行い平良支部長を再任。また、新任3人含む10人の薬物乱用防止指導員への委嘱状交付も行われた。任期は2年。

平良勝也支部長


 毎年4月1日から5月31日までを「不正大麻・けし撲滅運動」の実施期間とし、沖縄県は1万人あたり大麻事犯検挙者数が全国ワースト1ということもあり、同協会宮古支部では宮古保健所と協力し、薬物乱用を許さない社会環境づくりに資することを目的に地域に根差したきめ細かな啓発、指導活動を展開している。
 総会のあいさつで平良支部長が14年度から増加している県内での10~20代の若者の薬物乱用の広がりを懸念し、「早急な普及、啓発活動に取り組みたい」と使命感を誓った。
 また、銘苅榮一協会長が支部会の活動をねぎらうと共に若者の薬物乱用に「インターネット上で『大麻は体への悪影響がない』などの誤った情報が発信され、SNS(会員制交流サイト)などでも大麻入手情報が容易に手に入ることからなお一層の連携や協力で薬物乱用を許さない社会づくりを推進していきたい」と強調した。
 24年度事業計画ではこのほか▽「ダメ。ゼッタイ。」普及運動(予定6月29日)▽薬と健康の週間街頭キャンペーン(同10月19日)▽麻薬・覚せい剤・大麻乱用防止運動(同10月1日~11月30日)―とともに通年で自治体、学校、その他団体に向け薬物乱用防止教室が行われる。
 役員改正も行われ、平良支部長を再任。新副支部長に池田満さん、新理事に前泊一郎さんが選ばれた。大城千代子前副支部長は引き続き理事となる。
 委嘱状交付式では同保健所の山川貞宗所長が同指導員一人ひとりに読み上げて交付した。薬物乱用防止指導員は県薬物乱用対策推進本部長である県知事から委嘱を受ける。任期は27年3月31日まで。
 同指導員は次の通り(敬称略)。
 【薬物乱用防止指導員】下地達男▽平良美千代▽髙里精俊▽平良勝也▽大城千代子▽砂川美枝子▽池田満▽前泊一郎(新任)▽鴇澤直美(新任)▽前里由起子(新任)

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