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連続優勝を成し遂げパートナーとフィニッシュした寺澤光介 =市陸上競技場

寺澤光介(東京)6時間25分4秒V2 女子は上田(千葉)初出場初優勝・総合10位 第38回宮古島トライアスロン大会 1033人が完走果たす

 第38回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市ほか)が14日、「海・風・太陽 熱き想い 君を待つ」をテーマに宮古島市を舞台に行われ、国内外のトライアスリート1376人が出場して、スイム、バイク、ランの3種目合計161㌔のレースに挑戦し、1033人が完走を果たし、「強人」の栄冠に輝いた。注目された連覇がかかる寺澤光介=東京=がスイム、バイク、ランで1位を譲らない圧倒的なレース展開で独走し、6時間25分4秒で2年連続の総合優勝を果たした。2位山岸穂高=千葉=、3位新田城二=大分=が入った。女子は上田藍(40)=千葉=が初優勝。2位に巖淵知乃(34)=埼玉県=、3位に平柳美月(31)=東京=が入った。

初優勝の女子1位は初出場で総合10位の上田藍


 大会は午前7時、下地与那覇前浜ビーチでのスイムでとともにスタート、国内外のアスリートが次々と海に飛び込み、スイム3㌔、バイク123㌔、ラン35㌔を一人で泳ぎ、こぎ、走る過酷なレースに挑んだ
 前日までの悪天候から一転し、宮古島地方は朝から穏やかな天候に恵まれ、晴れ間が広がった。最高気温28・5度の夏日の中、選手たちは大会を支えるボランティアや役員、沿道の住民らの声援を背中に受け、市陸上競技場のゴールを懸命に目指した。
 レースナンバー1の寺澤はスイムの1週目でトップに立つ。2週目はスイムの得意な新田に一時は1位を譲るも同時にスイムアップし、次のバイクトランジションに向かう。寺澤はここでもわずか20秒強で準備を整え、その2分後に2位の新田がバイクスタート。ほかの選手が続々とスイムアップに差し掛かった午前8時、寺澤は平良港を通り過ぎていた。後続をまったく寄せ付けないまま「マイペースに」「自身のコントロールが鍵」と語った寺澤は前回大会の初出場初優勝のプレッシャーに負けることなく、沿道の期待に応えながら王者の貫禄を見せつけた。 
 女子の上田は初出場初優勝。終始笑顔を保ち続けた7時間2分38秒のレースは総合10位の堂々たる成績だった。
 今大会は前回大会からスイムのコース変更、ランは3㌔の距離延長での実施となった。出場したトライアスリートたちは東平安名崎など風光明媚(めいび)な宮古島の豊かな自然が生んだ景勝地、市街地などをひた走った。登録1454人人のうち1376人の出場で1033人が完走を果たした。完走率は77%。
 大会は公式スケジュール最終日のきょう15日、午前9時から同11時まで市陸上競技場東側でバイク引き渡し、午後1時からJTAドーム宮古島で上位入賞者記者会見に続き、同3時から表彰式およびふれあいパーティーが開催され、幕を閉じる。

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