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大会長の座喜味市長の「ワイドー」と共に拳を突き上げる参加者たち =JTAドーム宮古島

互いの健闘誓い「ワイドー」 JTAドーム 強人選手ら集い胸高鳴る トライアスロン大会開会式

 第38回全日本トライアスロン宮古島大会の開会式が12日、JTAドーム宮古島で行われた。精悍な表情の出場予定選手らを前に大会長の座喜味一幸市長は心からの歓迎と、選手全員が感動のゴールを迎えられるよう激励。それに応えて昨年総合1位の寺澤光介選手=東京=が「精いっぱいの成果を示せるよう誓います」と選手宣誓した。レース本番14日は下地与那覇前浜ビーチのスイム3㌔を皮切りにバイク123㌔、ラン35㌔の長丁場に挑む。
 開会式は午後7時から行われ、琉球國祭り太鼓宮古支部の力強い舞で華やかに幕を開けた。
 昨年優勝の寺澤選手から優勝杯など各杯返還が行われた後、あいさつに立った座喜味大会長はストロングマンの帰還に歓迎の意を示し、「第1回大会から40年の節目を迎え、今大会の応募総数は2041人、その中から11の国、地域の海外勢含む47都道府県から1454人の屈強なアスリートが集結しストロングマンの称号を目指す」と述べ、今大会から競技時の監視救助体制などの向上を目的にスイムコースの一部変更したことでこれまで以上の安全な大会運営が行えることを強調。また、5年ぶりに開会式およびワイドーパーティー、閉会式およびふれあいパーティーの実施について語った。
 その上で選手らへ向け「宮古島の海に抱かれ、宮古島の風となり、宮古島の太陽(ティダ)を浴びながら、この島の豊かな自然と一体となって市民との交流を楽しみ、日頃の練習の成果を十分に発揮し、思い出に残る感動の大会になるよう心より願っている」と鼓舞し、成功を祈念し「ワイドー」と呼び掛けた。
 続いて自見英子内閣府特命担当大臣、玉城デニー県知事からも祝辞が寄せられ、大会顧問の琉球新報社の普久原均社長があいさつした。
 また、協賛社代表として日本トランスオーシャン航空の野口望社長が乾杯の音頭を取り、全員で乾杯。その後、YAASUUによるアトラクションで会場は盛り上がり、宮古島まもる君によるワイドー三唱で終会となった。
 選手らの闘志を内に秘めた表情は精悍そのもの。島を一周半する長丁場のレースに思いを馳(は)せつつも、完走することの達成感を楽しみにしているようで、料理を楽しみながら互いの健闘を誓いあう様子が見られた。

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