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5月末まで工期が延長した西里大通り

5月31日まで工期延長 西里大通り悪臭問題解消工事 想定外の削岩多く時間要し 町の声「丁寧な工事を」

 市下水道課は昨年12月から行われている西里大通り(県道78号線)での公共下水道枝線工事の工事延長に協力と理解を求めている。当初の工期は3月31日だったが、工事作業中の問題に対処するため5月31日まで工期を延長。2月末までの進捗(しんちょく)率は1工区が約40%、2工区は20%となっている。
 西里大通りの公共下水道整備事業は宮古島市(座喜味一幸市長)が発注し、12月22日から本格的に開始した。同事業は1工区(根間地区)と2工区(下屋地区)を合わせた全長462㍍の区画で道路を幅2㍍前後、深さ3~4㍍掘削して下水道管を埋設するもの。
 1工区はファミリーマートから琉球銀行へ向かう宮古屋交差点付近まで、2工区は通りの入り口旧福嶺医院付近からファミリーマート付近まで。
 下水道課の担当によると、掘削の際にショベルでは不可能なほど当初想定より硬い岩が多く、同作業に時間を要しているとのこと。
 周辺の店舗では現段階で実質的な被害はないもの「通行が制限されているため、買い出しで車も通りにくく酔っ払った人が掠ることもあると聞いている」「5月の大型連休時にうちの前で工事はさけてほしい」という声がある一方で「いつも元気な誘導員がいるので元気をもらえている」「安全面を考慮して尚且つ丁寧に工事してほしい。早急に工事して悪臭問題も直らず後から稚拙な工事だったとなるのはやめてほしい」という意見も聞こえた。
 西里大通りはこれまで、周辺店舗などから出る生活排水が側溝に流れ込むことで悪臭問題が発生しており、以前から早急な対処を求められていた。
 同工事は通り入り口付近から道路中央に下水管を施し、それを通して周辺の生活排水を引き込み市場通りの本管につなげ流し込むことで悪臭の解消を図る。
 市では次年度より下水道管施設へ接続工事にかかる費用の補助を行う。同補助金は合併処理浄化槽を設置している建物については工事費が5万円を上限に5万円未満の場合は工事にかかった金額を、単独処理浄化槽またはくみ取り式便所を設置している建物については工事費が10万円を上限に10万円未満の場合は工事にかかった金額が補助される制度となっている。

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