(左から)奥平会長、藤田会長、座喜味市長、柴田委員長、與那覇さん =市役所

宮古みそで食おこし 第7回んまむぬ杯 17日投票開始で表敬訪問

 地元産の指定食材を使った新メニューのグランプリを消費者の投票で決める第7回宮古島んまむぬ杯(ふぁい)が17日からいよいよ開始する。主催の宮古島調理師会の藤田雄太会長らが9日、市役所に座喜味一幸市長を訪問し、今回の指定食材である「宮古みそ」に対する思いなどを語った。
 同席したのは藤田会長のほか、同イベントの柴田征哉実行委員長、市地産地消推進協議会の奥平幸司会長、マルキヨ味噌の與那覇育子さんら4人。お土産として同社製のみそを座喜味市長に手渡した。
 藤田会長からはまず、座喜味市長に対し同イベント開催の報告と市民への周知を求め「私は移住者だが、宮古の食文化を後世に伝えていきたいという思いがある。年々増加する市内の飲食店同士の横のつながりが薄れぬよう連携を深める機会でもある」と同イベントの成功に期待を寄せた。
 柴田委員長も「宮古ならではのB級グルメが誕生すればうれしい」と期待を寄せ、「第7回を迎えるこのイベントで『食おこし』ができればと考えている。市長にもぜひご参加いただきたい」と2月17日に行われる宮古島冬まつり中に開催される同イベント表彰式への参加を座喜味市長に要望した。
 奥平会長と與那覇さんは「宮古島が宮古みそで潤えばうれしい」と述べ、座喜味市長は「みそをテーマにすることは良い試みだと思う。祖母が自宅で作っていたこともあり、大好物。地産地消のPRも含め島の食文化の良さを島内外にアピールできればうれしい」とイベント成功を願った。
 月間無料情報誌「BB.com」1月号にて各店のエントリーメニューが紹介され、読者は各店舗でエントリーメニューを食べ、おいしいと思ったメニューにQRコードから投票できる。昼の部・夜の部に分かれており、表彰を受けたメニューはレシピを公開し、新たな宮古島オリジナルメニューとして共有されるという。

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