せんねん祭公開収録 千年持続可能な島へ
市エコアイランド推進課「せんねんプラットフォーム」は24日、市役所で「せんねん祭」の公開収録を行った。司会進行は同事務局の友利翔太さんと真壁那弥さんが務め、市民による千年先の宮古島市に向けたアイディア発表や昨年の提案者の報告などが行われた。その模様は動画配信サイトYouTubeで公開され、視聴者の賛意や感想を募集している。動画の公開は3月3日から。
このイベントは持続可能な宮古を実現するアイデアや思いを市民が発表し、千年持続可能な島の未来のために官民共同で行う全市民参加型となっている。
友利さんや事務局の久貝正樹さんによる「せんねんプラットフォーム」の説明が行われ、昨年の発表者である島の高等学院の根間玄隆さんやレオクラブ宮古島の活動報告が行われた。
根間さんは同学院で塾長を務め、「地域で学生を育てる」をテーマにさまざまな職種の大人と共同し触れ合うことで、地域全体を学校化し、座学を飛び越えた一年間の活動報告を行った。根間さんは「将来やりたいことが分からない子どもたちの夢の形成や新たな目標発見など成果があった」と述べた。
レオクラブ宮古島の子どもたちは「mymizu」プロジェクトの活動報告を発表。社会奉仕や海岸清掃活動をする中でペットボトルごみが多いことに気付き、マイボトルを持つ人がいつでも水を供給してもらえるよう飲食店などに水の無料供給を呼び掛ける活動を行い、その成果と反省点などを報告した。
また新たにファッションデザイナーのSARAさんと下地で民宿を営んでいる奥平直人さんの2人が発表を行った。
発表に対する賛意や活動への参加は3月3日から公開される動画下の概要説明文に記載されるインターネット上の「賛同フォーム」か、市役所1階のエコアイランド宣言ボード横の箱で表明することができる。詳細はQR先で閲覧できる。
公開収録に参加した市民の一人からは「私では考えつなかないことやこれからの宮古の未来に向かってみんなで考えていこうという気概に感動した」とのコメントが寄せられた。