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みゃーくふつで発表する友利さん(写真右)と島唄を歌う與儀さん(同左) =うるま市石川会館

友利さん、みゃーくふつで発表 しまくとぅば語やびら大会 與儀さんの島唄ライブも

 【那覇支局】第28回しまくとぅば語やびら大会(主催・県、県文化協会)が3日、うるま市のうるま市石川会館で開かれ、みゃーくふつ(宮古方言)で発表した友利琉月さん(宮古高1年)が、大きな拍手を受けた。友利さんは「みゃーくふつ~私の守りたいもの~」と題して、「宮古方言は宝。方言だけではなく、そこにある、たくさんの笑顔を守りたい」と強調した。大会では第7回U―18島唄者コンテストで最優秀賞を受賞した與儀杏珠さん(宮古総合実業高1年)による島唄ライブも行われた。
 友利さんは昨年7月、宮古島市で開催された第28回鳴りとぅゆんみゃ~く方言大会で市長賞を受賞した。この日は17組の出場者のうち、一番手で登場した。
 発表で友利さんは、宮古方言しか話せない祖父と会話がしたいと思い、母と毎日、宮古方言の練習をするようになったエピソードを披露した。そして「言葉とは、人と人とをつなぐためにあると考える。方言がなくなるということは、そのつながりも文化も、また、方言でしか話せない言葉も全て失ってしまうことだと思う」と指摘した。
 また、友利さんは宮古方言を保存していくために挑戦したことが三つあるとして、「一つ目は、学校で方言について書きおしえること。二つ目は、校内放送を宮古方言ですること。三つ目は、宮古方言を調べ話す仲間を作ること」を挙げた。その上で「自分が出来ることから始めて、宮古方言を大切に思うことが一番だと思う」と述べた。
 発表の終わりに「宮古方言は宝。私はこれからも宮古方言を勉強していこうと思っている」とアピールした。
 閉会後、友利さんは「宮古島での方言大会と異なり、いろいろな地域の方言を聞くことができて、いい経験になった。これからも宮古方言の練習を重ねていきたい」と語った。

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