12月有効求人倍率1.63倍 6日から企業説明会開催

 宮古公共職業安定所(嶺井仁所長)は31日、2023年12月の雇用の動きを発表した。有効求人倍率は1・63倍となり、前年同月比0・54ポイント減少。新規求人数は601人で前年同月比8・1%(53人)減少した。22年12月は新規の大型ホテルなどからの求人があったことで有効求人倍率が過去最高の2・17倍を記録。また、来週から求人確保のための企業説明会を予定している。
 新規求人数は4カ月連続で減少した。産業別新規求人(前年同月比・増減10人以上)は不動産業・賃貸業18人で350・0%増、宿泊業・飲食サービス業133人で18・8%増となり、卸売・小売業9人で83・6%減、生活関連サービス業・娯楽業15人で40・0%減、製造業35人で35・2%減、公務・その他31人で71・6%減となった。
 新規求職申込件数は169件、前年同月比5・1%(9件)減となり2カ月連続で減少した。就職件数は73件、前年同月比3・9%(3件)減となり、3カ月連続の減少。県内は68件で前年同月比9・3%(7件)減、県外は5件で前年同月より4件増えた。
 嶺井所長は、今後の見通しについて「昨年はコロナで落ちた経済が少し落ち着きを見せたことで求人が確保できた。業界によっては就職が済んだことにより、なんとか急場をしのいでいる状況だが、まだまだ人材不足の状況に変わりはない」とするも、「2、3月にかけては官公庁の求人が増え、それに伴い求職者の動きも活発になる」と話した。
 求人確保のための企業説明会の予定は▽2月6日=午前10時半、ニチイ学館▽2月7日=午前10時、はっぴぃ保育園▽2月14日=午前10時、やすらぎ▽2月16日=午前10時、シーウッドホテル▽2月21日=午後2時、沖縄UDS▽2月28日=午前10時、あけぼの学園―となっている。場所はハローワーク宮古2階会議室。
 また、3月1日午前10時~11時半にはやすらぎ(伊良部長浜)で施設見学会が行われる。

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