宮古島大学駅伝ワイドーズミ2024の出場大学決定を報告した事務局の曽禰さん =9日、宮古新報社

11大学出場決定 宮古島大学駅伝2024

 2月11日に市陸上競技場発着で開催される「宮古島大学駅伝大会ワイドー・ズミ2024」(同実行委員会主催、市共催)。9日、同実行委員会の事務局曽禰信さんが宮古新報社に新城竜太社長を訪ね、大会概要説明および出場大学の決定を報告した。同大会には箱根駅伝に出場する強豪大学が出場し、昨年大会より長い5区間100・5㌔のコース設定。さらに、12日にはチャリティー参加のファンランイベントも予定しているという。
 同大会は箱根駅伝などの出場に向けて強化に取り組んでいる大学チームの支援と合宿誘致を目的として、20年から開催されてきた。昨年大会に出場した青山学院大学が2と3両日に行われた箱根駅伝100回大会で優勝したことから「打倒青学」を目指す11大学の出場がこのほど決定した。昨年大会出場は6大学。
曽禰さんによると「スポーツアイランド宮古島」推進に向け大会規模拡大を図り、箱根駅伝を後援する報知新聞社の協力を得て強豪校に参加を打診してきたという。
 コースは市陸上競技場発着で、北海岸と南海岸を走る5区100・5㌔(昨年98・2㌔)。「大学三大駅伝」に数えられる出雲駅伝が6区45・1㌔、全日本大学駅伝が8区106・8㌔、箱根駅伝が10区217・1㌔と比べても本格的となっている。
 今大会に出場するのは箱根駅伝で惜しくも3位となった城西、4位の東洋、5位の國學院、6位法政、10位大東文化に加え東海、順天堂、東京国際、専修、芝浦工業、そして立教大学の11大学。
 さらに沖縄選抜チームとして県内から1区(19・5㌔)2区(21・8㌔)を大学生、3区(20・2㌔)4区(20・4㌔)を一般社会人、5区の18・6㌔の10㌔を宮古の高校生、残りを中学生3人が出場し11大学と共に競い合う。また、宮古島警察署による交通規制も行われる見込みだという。
 翌12日にはエフエム宮古主催のチャリティーファンランイベントを予定しており、大会サポーターのプロ走者神野大地選手やチャンネル登録者数11・7万人のユーチューバーたむじょーさん、出場する11大学の選手らとともに一般参加者とミニレースやリレー大会のほか、さまざまなイベントを用意し、清掃活動も行われる。
 大会開催を通じて、伊良部・来間・池間の3大橋や下地島空港17ENDなど宮古ブルーの美しい海を見ながら走ることができる「ランナーズパラダイス宮古島」の魅力を全国600万人のランニング・ジョギング愛好者にアピールし、冬季に来島を促す新たな観光マーケット開拓も目指している。
 大会詳細などは公式サイトで確認でき、また応援などクラウドファンディングも行っている。

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