ヤギにエサやりをする親子ら =パイナガマ海空すこやか公園

宮古ヤギの可能性広がる ピンザフェス初開催にぎわう

 初の開催となるみゃーくピンザフェス(主催:同実行委員会、共催:市山羊生産流通組合)が25日、パイナガマ海空すこやか公園で行われた。ヤギ鳴き声真似コンテストやヤギミルク早飲み競争、お楽しみ抽選会など多彩なプログラムが催され、会場には多くの人が集まりフェスを楽しんだ。

ブレイクダンスを踊るGETONUPBREAKDANCEの児童ら


 同フェスは同組合の新しいチャレンジとして、市の特産品として山羊の魅力を発信し市における山羊文化のさらなる継承発展に寄与することを目的に開催された。同組合によると、組合設立より5年で地産地消による収益性が向上し、生産出荷頭数も年々増加傾向にあるという。
 イベント内容は▽ヤギ鳴き声真似コンテスト▽子ヤギレース▽ヤギミルク早飲み競争▽リアルクラッシュピンザアース▽イケメン・アパラギヤギコンテスト―などヤギにちなんだプログラムのほか、チアダンスチーム「SPEIRA」やダンスチーム「GETONUPBREAKDANCE」、フラダンス「ハ・ラウ・フラ・オ・アロハラニ宮古」によるパフォーマンスも行われた。
 同日午前10時半に入場が開始され、徳八流太鼓保存会が太鼓音を轟かせ同フェスのオープニングを飾った。ステージ横にはヤギと直接触れ合えるコーナーが設けられ、エサやりをする親子でにぎわった。平良久貝から親子で訪れたという友利祥子さんは「動物が好きなので来てみた。エサやりも体験できて子どもも良い勉強になったと思う」と話した。
 開会宣言として同組合長の新里聡さんは「大勢の市民を迎えることができて非常にうれしい。ヤギの魅力を発信するために大勢の企業と個人から支援を賜った。この一日を皆さんで楽しんでほしい」と述べ、座喜味一幸市長は「初開催に心よりお慶(よろこび)び申し上げます。生産農家と市民が結びつき、宮古ヤギの可能性に触れる機会にしてほしい」とメッセージを贈った。
 同フェスの終了直前には「お楽しみ抽選会」も行われ、当原ファームからの子ヤギやマダムモリンガの人気ゲーム機、しろう農園からは宮古―那覇往復航空券など豪華景品が用意され、当選して景品を受け取った来場者らの笑顔でフェスは閉会を迎えた。

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