省エネ家電買換促進補助金交付の申請を行う住民 =市役所

第2回申請受付始まる 市省エネ家電買換促進補助 曜日ごとに優先地区

 宮古島市(座喜味一幸市長)は11日、省エネ家電製品買換促進補助交付金の第2回申請受付を開始した。第1回では先着順で大勢の市民が集中して混乱したが、今回は混雑を避けるため約3週間の受付期間と曜日ごとに優先地区を設定して実施。申請窓口や職員数も増やして対応する。初日は上野地区を優先して行われ、同地区外も含めて72人が申請したが混雑は無かったという。
 7月末の第1回申請受付は先着100人としたが早朝から大勢の市民が訪れて行列となり、開始時間前には定員を超えていた。これを踏まえて混雑を避けるため、受付優先地区として月曜日は上野(18日は祝日のため19日に下地と合同)、火曜日は下地、水曜日は伊良部、木曜日は城辺、金曜日は平良と設定。割り当てられた地区を優先するが、他地区の住民も申請は可能となっている。
 受付場所は市役所バス停側入り口を入って右側奥の元ワクチン対策室。11日は開始時間前に来ていたのは13人で、待合場所は優先地区の上野と他地区の住民を分け、呼び出し番号カードを配布。上野から先に受付場所に入って審査を受け、終了後に空いていれば他地区の住民も行っていた。この日は上野25人、他地区47人が申請した。
 一番乗りで午前8時に来ていた70代男性は「スムーズにできた。エアコンを買い換えたが事業者が全部書類などをそろえてくれたので提出するだけだった」と話していた。
 今回は申請窓口も1カ所増やして6カ所、他課から応援職員を頼んで対応。審査時間は1人当たり15~30分を見込んでいる。金曜日の平良地区は大勢の来場が予想されるため、可能であれば他地区の曜日での申請を勧めている。申請は1世帯当たり1件だが、窓口への持参が困難な場合は1人で複数世帯の代理申請(要委任状)もできるなど混雑緩和に努めている。
 第2回の申請期間は29日まで(土日祝祭日休み)。受付時間は午前9時から、審査時間を考慮して最終受付時間を午後4時としているが、当日の来場人数によっては早まる場合もある。提出書類は市エコアイランド推進課で受け取り、市のホームページからもダウンロードできる。対象は8月14日までに購入して代金を支払った人。受付をしても補助金交付決定ではない。
 同課の下地洋子課長は「市の脱炭素化事業の一環として行っている。省エネは自分が行動して抑制することもできるが、機械機器を利用した省エネもある。状況を見て機械を買い換える意識も持ってほしい」と話した。

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