キャノピーbyヒルトン沖縄宮古島リゾートの完成イメージ図。左側はヒルトン沖縄宮古島リゾート(三菱地所提供)

トゥリバー地区2期着工 ヒルトン運営のホテル

 三菱地所(本社・東京、中島篤社長)および鹿島建設(本社・東京、天野裕正社長)は9月1日、平良久貝のヒルトン沖縄宮古島リゾートの隣接地で宮古島トゥリバー地区2期ホテル計画(仮称)に着工する。27日には地鎮祭が行われた。ヒルトン(本社・米国、クリストファ・J・ナセッタ社長兼最高経営責任者)が運営する「キャノピーbyヒルトン沖縄宮古島リゾート」(地上12階建て、310室)として2026年春開業を予定している。
 キャノピーbyヒルトンのブランドではアジア太平洋地域初のリゾート進出。世界で約40軒を展開している。地域と密着した親しみのあるデザインとフレンドリーなサービスの他、地元ならではのこだわりの食や体験、文化などを提供。ブランドコンセプトである「ネイバーフッド」を堪能できるよう宿泊客の宮古諸島の魅力探索を後押ししていくという。
 同計画では地域住民をはじめホテル宿泊者以外の観光客が広く利用できる「賑わい施設」(地上2階建て、4棟)も計画し、宮古島市の魅力発信・向上に貢献したいとしている。
 三菱地所は「今後もヒルトン沖縄宮古島リゾートはもちろんグループ会社が運営するみやこ下地島空港ターミナルも含めホテル、空港両面で宮古島市の観光産業および地域経済の活性化に貢献できるよう尽力したい」としている。
 鹿島建設の塚口孝彦開発事業本部長は「宮古島の美しく豊かな自然環境を最大限に生かし、その魅力を実感してもらえる空間に仕上げたいと考えている。滞在した皆さんに再訪してもらえる場所となるよう一層励みたい」と話している。
 ヒルトン日本・韓国・ミクロネシア地区のティモシー・ソーパー代表は「ヒルトンは今年日本に進出して60周年を迎えた。これまでの運営経験と実績を生かし、送客力を強みにキャノピーby沖縄宮古島リゾートが開業して国内外から訪れる多くの宿泊客を迎えられる日を楽しみにしている」と述べている。

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