申請開始日あす発表　省エネ家電買い換え補助

　宮古島市は12日、市内の家電取り扱い事業者を対象に、省エネ家電買い換え補助事業の説明会を開催。家庭での電気利用料削減を目指し、省エネ性能の高い器具への買い換えに２～12万円の補助金を交付する事業。あくまで買い換えが条件なため、リサイクル券を提出する必要がある。所管する市エコアイランド課が、市役所で事業者に制度の詳細を説明し円滑な執行に協力を呼びかけた。市民からの申請受付開始日は14日に発表するという。
　同課の下地洋子課長は「いつまでも住みやすいエコアイランド宮古島の実現に向けて、エネルギー自給率の向上に取り組んでいる」と説明。市のエネルギー使用量の２割を家庭が占め、家庭が使用するエネルギーの９割は電気であることを紹介し、「家庭での電気利用料を減らす取り組みをする必要がある。皆さんの専門知識を生かし、市民にアドバイスなどを行ってもらえたら」と呼びかけた。
　対象となるのは冷蔵庫・エアコン・テレビ・ＬＥＤ照明の４種類。市内店舗で新品を５万円以上購入する必要がある。補助率は４割で上限は12万円。ＬＥＤとエアコンなど、複数種類の機械を組み合わせて５万円を超えればよく、ＬＥＤだけで５万円以上を購入する必要はない。
　自宅で使用する機器の買い換えのみで、事業所などは対象外。買い換え前の物品を適切に廃棄することも必要で、申請時にリサイクル券の写しなどを提出する。ＬＥＤ照明の場合は、買い換え前後の設置状況が分かる写真を撮る必要もある。
　補助対象となる製品は、日本産業企画Ｃ９９０１に基づく省エネルギー基準達成率が１００％以上に達しているもの。４種類それぞれに目標年度が設定されており、エアコンが２０１０▽ＬＥＤ照明が20▽冷蔵庫が21▽テレビが26―年度。テレビのみ、１００％未満であっても、省エネ性能の多段階評価点が１・５点以上であればよい。
　条件を満たす器具であるかは店頭のラベルで確認できるほか、資源エネルギー庁の省エネ製品情報サイト（ＱＲコードから）で検索することもできる。

　事業を円滑に実施するため、申請受け付けは月１～２回の指定日にのみ行う予定。開始日などの詳細は、14日に市ホームページ上などで発表するという。