レース備えバイク預託 トライ大会、久々開催に緊張と期待

 全日本トライアスロン宮古島大会を翌日に控えた15日、下地与那覇のバイク出発地点となる宮古島東急ホテル&リゾーツ駐車場ではバイクの預託が行われた。雨の降る中、選手たちは預けたバイクをしっかりとカバーで覆うなどきょうの大会に備えていた。
 会場では時間前から選手たちが行列をつくり、午後1時の開始とともに次々とバイクを預けていた。雨除けのカバーをかけ、車体についた水をていねいに拭っていた井尻貴秀さんは「あす長い距離を走るバイクが濡れていてはかわいそう」と話した。第30回以来の2回目の出場だが「緊張と楽しみ、ドキドキする気持ちが混ざっている。宮古島は特別な大会。完走が目標。制限時間内に帰ってきたい」と述べた。
 コロナ禍で中止となった2020年大会に初出場を予定していた及川道朗さんは「4年間が待ち遠しかった。完走が目標。緊張しているが水分をこまめに摂るように気を付け、応援を力に頑張りたい」と意気込みを語った。
 会場のメンテナンスコーナーで最後の点検を行っていた伊藤泰寿さんも宮古島大会は初出場。「分解して運んで来たのでオイルやタイヤ、ギアなど全体的に見てもらう。今シーズンの初レースなのでしっかりと走りたい」と述べ、「20年に当選したがコロナでキャンセルになった。待望の宮古島大会なので楽しみ」と話していた。

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