仕事始めの会であいさつする座喜味市長 =市役所

「市民の豊かさに」総決算 宮古島市仕事始め

 官公庁が仕事始めを迎えた4日、宮古島市は座喜味一幸市長が課長級以上の職員に「今年は新たなステージを迎える。これに向けての準備や整えることを共有し、市民の所得向上に向けて取り組んでほしい」と訓示した。旧庁舎などの跡地利用、新しい体育館の建設など事業については「市民の目線で各部連携により、効果的な運営をすることが市民の豊かさにつながる」と強調。就任4年目には「総決算の年である。総点検しながら、やってきたことを市民に示したい」と述べた。

座喜味市長の訓示に耳を傾ける課長級以上の職員


 座喜味市長はあいさつの冒頭、「新年の辰年、わくわくと希望を持って迎えた。今年は新たなステージという思いをもっている」と話した。職員には「新たなステージに向けて何を準備しなければならないのか、何を整えなければならないのかをお互いが共有し、地域循環の経済が所得につながることを含めて大きな作業があるのではないか」と述べた。
 具体的にはまずスポーツに触れ、「スポーツの受け入れ体制、伊良部の球場・サブグラウンドと関連した多くのイベントも行われる。さまざまな取り組みの結果が見えているので、スポーツアイランドのあるべき方向に向けてしっかり取り組んでいきたい」との考えを示した。
 昨年コロナ明けで経済が活発になり、政府の旅行支援などで観光消費額が増えたことが下支えとなったことを説明し、「今年は所得向上につながっていくという動向を注視しながら観光振興に取り組んでいく」と強調。「旧庁舎をはじめ旧来間小中学校などの跡地利用も活性化につながる」と述べた。
 総合体育館に代わる新しい体育館の建設については、実施設計の確保に向けて動いていくことを示した。これら事業などの行政運営は市民の目線で各部の連携を強調し、「効果的な運営をすることが市民の豊かさにつながっていく」と語った。
 最後は「就任4年目の総決算の年である。総点検しながら市民にやってきた実績を示さなければならない」と述べた。
 そして「辰年は動いて大きな成功を収める昇り龍であることから市民の負託にしっかりと応える。市民の信頼を勝ち取ることが大変重要であり、宮古島市の振興発展や市民目線の所得向上に向けてしっかり取り組んでいきたい。今年も元気に夢と希望をもって頑張っていこう」と呼びかけた。

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