児童らは思い思いに大熊園長(左)の写真を撮った
=ティダっ子学園
テラウチマサトさん 写真教育プロジェクト開催
写真家のテラウチマサトさんは27日、平良東仲宗根の放課後児童クラブティダっ子学園(大熊範彦園長)で、宮古島の子どもたちへの写真教育プロジェクト「宮古島ラバーズ」の授業を行った。市内の小学生約20人が参加し、写真撮影を通して好奇心・観察力・感性などを磨いた。
カリキュラムは、①新たな価値観発見の促し②「写真〝を〟教える」から「写真〝で〟教える」③多様性を認め合う④発見力・注意力を磨く⑤コミュニケーション能力の向上⑥地域の魅力の発見によるシビックプライドの醸成⑦子どもの心に火をつけること―などを目指し構成される。
この日は事前に貸し出されたカメラで児童らが撮影した宮古島の写真を発表した。宮古そばやシーサー、海岸の写真などが発表され、児童らは拍手をしながら友人の写真に見入り、テラウチさんが講評を述べた。
大熊園長の写真を撮るコーナーでは、児童らが大熊園長にポーズの指示を出しながら、さまざまな角度から大熊園長を撮影した。
テラウチさんは「子どもらが撮った写真はそれぞれに魅力があった。美しい宮古島に生まれたことを誇りに思って、大人になったら島に恩返しをしてほしい」と児童らに呼び掛けた。
授業は28日にも行われ、「嬉しい」や「悲しい」などをテーマに写真を撮り、テラウチさんの講評が行われる予定。