新型コロナ 宮古島市254、多良間村4人

 【那覇支局】県は16日、宮古島市で新たに254人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。200人台の感染者数は13日の256人以来、3日ぶり。累計は1万6971人。多良間村では4日連続の確認で4人。累計177人。県内では新たに4315人が確認された。11日ぶりに前週の同じ曜日を上回った。累計は42万6798人。

 県は同日、8~14日の宿泊施設療養者の県外在住者数を発表し、宮古地区では療養者28人のうち、15人が県外在住者で割合は53.6%だった。県内全体では17.4%だった。1~8日の宮古地区の状況は27人のうち14人で51.9%、7月24~31日は36人中、23人で63.9%だった。県内全体ではそれぞれ17.1%、25.7%で県内他地域よりも多くの県外在住者が宿泊施設で療養していることが浮き彫りになった。
 市内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週同曜日から28人増加した。年代別では10歳未満、40代の各37人が最多。10代の36人、30代の33人が続く。県外在住者は8人確認された。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は2509.84人。
 多良間村の患者は年代確認中の男女4人。13日から14日に発病し、15日に確定した。
 宮古地区の入院中29人、宮古病院12人(中等症7人、軽症5人)、民間病院17人(中等症2人、軽症15人)。病床使用率は43.9%。宿泊施設療養中22人、自宅療養中952人、入院調整中744人。
 県の城間敦感染症総務課長は宮古の状況について「宮古の新規感染者数は増加している。活動が活発化してきていることが要因とみている。医療従事者の欠勤が続いていることで稼働できる病床が少なくなってきており、医療ひっ迫の改善が厳しい状況だ」と話した。
 県内の新規感染者数は前週の同じ曜日を26人上回った。年代別では10歳未満の612人が最多。国基準の重症者は21人。

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