新型コロナ 宮古島市121人、医療フェーズ最高「5」に

 【那覇支局】県は19日、宮古島市で新たに121人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。累計は1万1619人。多良間村は3日連続でゼロ。累計93人。県内では新たに2055人が確認された。累計は29万9988人と30万人に迫る。

 県は入院者の増加を受け、19日から宮古地区の医療フェーズを「3A」から最高の「5」に引き上げると発表した。確保病床は26床から66床になる。宮古の医療フェーズが「5」になるのは3月13日以来、128日ぶり。これにより、県内全域の医療フェーズが「5」になった。県の宮里義久感染対策統括監は「全県的に感染が広がる中、宮古の病床使用率は低く推移していたが、『BA.5』への置き換わりの影響で、入院者が増加している。引き続き、感染対策の徹底をお願いしたい」と話した。
 市内患者は10歳未満から80代の男女。前週同曜日から9人減少した。年代別では40代の21人が最多。30代の18人、10歳未満の17人が続く。県外在住者は3人確認された。直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は1578.03人。
 宮古地区の入院中14人、宮古病院13人(中等症5人、軽症8人)、民間病院1人(軽症1人)。病床使用率は21・2%。宿泊施設療養中27人、自宅療養中454人、入院調整中581人。
 県内の新規感染者は前週の同じ曜日を1381人下回り、16日ぶりに前週の同じ曜日を下回った。県は連休の影響で検査数が少なかったとみている。年代別では10歳未満と40代の各336人が最多。
 県内の病床使用率は73.7%で1月29日の70.6%以来、171日ぶりに70%を超えた。国基準の重症者は17人。重点医療機関の休業者768人は過去最多で6日連続で700人を超えた。

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