福嶺小 学校存続を考える会開催
児童数の減少が続く福嶺小学校の存続を考える会が28日、福嶺学区の保良・吉野・新城・皆福・七又自治会と同校の呼び掛けで行われた。自治会長や住民、卒業生、下地茜市議、平良和彦市議らが参加。学校存続や地域活性化に取り組む組織の設立、子どものいる世帯の受入体制整備などの意見があった。同校の在校生は7人。福嶺幼稚園は休園しており、その再開を優先課題に挙げている。
組織に関しては参加者から「今後の福嶺学区をどうするのか。活性化のための協議会を発足させては」「組織を設立すれば行政にも意見を出せる」「地域を挙げて組織を立ち上げる。行政を動かすには地域が頑張る必要がある」などの意見があり、設立に向けた準備会の立ち上げを確認した。
若い世帯の移住には住居が不可欠として公営団地や空き家をリフォームして呼び込む意見があった。また「住居を整えるだけでなく、移住する人を歓迎する姿勢を住民一人ひとりが持つ必要がある」という提言もあった。
今回の考える会の開催について、同校の前川和昭校長は「学校だけの問題ではなく、地域の人たちも存続に向けて取り組む意思が見えたので開催して良かった。学校も地域も行動に移すことが大切だと感じた。まずは幼稚園の再開が一番の課題」と話した。