出演者らは観客からの拍手を受けながら練習の成果を披露した =26日、マティダ市民劇場

第55回婦人の演芸会開催

 宮古地区婦人連合会(島尻清子代表)主催の「第55回婦人の演芸会」が26日マティダ市民劇場で行われ、16団体が琉球舞踊やフィリピンダンスなど幅広い演目を披露した。会場には500人あまりの市民が駆け付け、演者を拍手で後押ししながら演芸を楽しんだ。
 冒頭の演目は島尻代表ら8人が「とうがにあやぐ」を披露し、島尻代表は「昨今の婦人は男女共同参画社会で地域のリーダーとして日々活躍している。演芸会を継続できたことで『人と人とをつなぎ、人との関わりかたを学ぶことができる』生涯学習、自己啓発力を高める場になると信じる」とあいさつした。
 その後演者らは三味線演奏やクイチャーなどを次々と披露。特別参加の前泊慶さんは女形として「夢芝居」を華麗に舞い、会場からは大きな笑いと拍手が起こった。
 またフィリピンダンスグループの砂川ジュディーさんら9人は「ナイトフィーバーメドレー」を披露し、観客らはラテン系の音楽に手拍子を乗せながら声援を送った。
 列席した大城裕子教育長は「この日を心待ちにしていた。連合会の活動は72年にわたり、皆さまの継続の歴史には感服するばかり。地域活動や女性の地位向上などの社会的課題に取り組み続けた歴史を思うと、演芸会の意義は感慨深いほど重みを感じられる」と話した。
 毎年観劇に訪れるという80代の女性は「昔よりも衣装がきれいになって楽しい。素晴らしい演技で、来てよかった」と笑顔だった。

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