多良間は前列3人がプレゼンテーションの部、後列5人がスキットの部で最優秀賞に輝いた =県宮古合同庁舎

中学英語コン 多良間がスキットの部で3連覇

 第1回宮古地区中学校英語パフォーマンスコンテスト(主催・宮古地区中学校英語教育研究会)が11日、県宮古合同庁舎で開かれた。昨年まで同会と市教育委員会が別個に開いていた大会を統一したもので、スピーチ・スキット・プレゼンテーションの3部門を実施。多良間がスキットの部で昨年までの大会と合わせて3連覇を達成し、プレゼンと合せて2冠に輝いた。スピーチの部では久松3年の鈴木華さんが最優秀賞を受賞。スピーチとスキットの受賞者は県大会に派遣される。

スピーチの部最優秀賞の鈴木さん(久松3年)


 同会の下地和吉会長は「英語教育も改革が進み、インプットだけでなくアウトプットも大切になっている。学んできたことを発揮する最高の舞台。大会を楽しんで今後の学習の励みにし、国際的に通用する人材に成長してほしい」と激励。
 狩俣聖子審査員長はスピーチ部門の総評で「発表内容がバラエティ豊かで素晴らしく、英語のレベルもこれまでで一番高かった。部活などで忙しい中、英語の発表をやり遂げたみなさんを祝福したい」と高く評価。その上で、「聞いている人に意識を向けて伝え方に工夫をし、抑揚などに気を付けてより自然な英語を話すことでもっと上達できる」とアドバイスを送った。
 スキットの部3連覇の多良間は、2年生の5人が「The Path to Peace(平和への道)オオカミと多良間ピンダ」と題した劇を演じた。生徒を代表して高江洲結愛さんが「連覇中でプレッシャーもあったけど、それに負けないように皆で一生懸命練習した成果が出せて良かった。県大会でも緊張せず自分たちらしさが出せるように頑張りたい」と話した。
 プレゼンの部では中学校卒業後に島を離れなければいけないことをテーマにした「15の島立ち」を発表。同校の全校生徒34人へのアンケートを紹介した。
 スピーチの部最優秀の鈴木華さんは、京都にある祖父母の家で「こたつ」を使った思い出と教訓をユーモラスにまとめた。
 大会の結果は次の通り。(敬称略)
【スピーチの部】最優秀賞=鈴木華(久松3年)▽優秀賞=下地帆夏(鏡原3年)新里珠奈(上野3年)【スキットの部】最優秀賞=多良間2年(高江洲結愛、亀山乙葉、佐和田ひまり、諸見里美柚、野原雫)▽優秀賞=上野2年(高江洲結姫、川満美空、平良碧惟、渡真利鈴華、友利雫、下地早弥乃)、北(宮国愛(2年)友利陽和、仲宗根徠愛、本村優羽(以上1年))【プレゼンテーションの部】最優秀賞=多良間(清村一生(3年)清村仁愛、知念夏海(以上2年))

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