カウントダウンに合わせて子どもたちが海に駆け込んだ =下地与那覇の前浜ビーチ

前浜ビーチ にぎやかに海びらき

「第44回サンゴの楽園未来まで集まれ遊ぼう宮古島の海びらき」(主催・宮古島観光協会)が19日、下地与那覇の前浜ビーチで、3年ぶりに観客を集めて開催された。今年は「そらとぶピカチュウプロジェクト」とタイアップ。「ポケふた」の除幕式や県出身のバンドHYをゲストに招いてのスペシャルライブなど、賑やかなイベントとなった。海びらき宣言はHYとミス宮古島が行い、子どもたちが初泳ぎに大きな歓声を上げていた。

 イベントに先立ち午前9時から、市や宮古島海上保安部・警察署などの関係者が参加して海の安全を祈願する御願が執り行われた。参加者にマスク着用を繰り返し呼び掛けるなど、新型コロナ感染防止対策を取りながら、10時から「宮古島創作芸能団んきゃーんじゅく」のエイサーでイベントがスタート。4歳から48歳までの約30人が力強い舞を披露した。
 開会式で吉井良介観光協会会長は「3年ぶりに有観客での安全祈願・海びらきを行うことができ大変うれしい。これを機に停滞していた宮古島観光の再生、地域の活性化につながることを期待する」とあいさつ。
 座喜味一幸宮古島市長の代読で上地成人観光商工部長が「来島した観光客が安心安全に楽しめるよう、関係者と連携して取り組んでいく」、伊良皆光夫多良間村長の代読で運天宏和副村長が「宮古の海水浴・マリンレジャーがこの一年無事故・無災害であることを祈念する」とそれぞれ述べた。
 スカイマーク羽田―下地島線へのポケモンジェット就航、同空港路線バスでのポケモンラッピングバス運行などを行っている「そらとぶピカチュウプロジェクト」が市に寄贈したオリジナルマンホール「ポケふた」除幕式では、ピカチュウに加えHYがスペシャルゲストとして登場。
 HYは特設ステージでのライブで同プロジェクトのテーマソング「空色」などを披露し、会場を大いに盛り上げた。ミス宮古島の3人、ピカチュウとともに高らかに海びらきを宣言。カウントダウンに合わせて大勢の子どもたちが一斉に海に駆け込んだ。
 ビーチにはイルカのサンドアートも作られていたほか、市のマスコットみーやがたくさんの子どもたちに囲まれるなど、晴天の下賑やかな海びらきとなった。

関連記事一覧