「泡盛まつり」で泡盛を試飲する来場者
=島の駅みやこ
島の駅 泡盛まつり始まる
島の駅みやこ恒例の「宮古島泡盛まつり2022」が5日、平良久貝の同店で始まった。市内の酒造所6社の泡盛が勢ぞろいし、限定商品なども販売している。試飲会では訪れた人たちが各社の泡盛を飲み比べていた。まつりはきょう6日まで行われ(試飲会午後1時~5時)、この機会に地元のさまざまな泡盛を味わってほしいと呼び掛けている。
店内の特設会場には各社の一般酒や古酒、リキュールなど数多くの銘柄が並んでおり、21年度泡盛鑑評会で沖縄国税事務所長賞を受賞した菊之露酒造の「菊之露古酒10年41度」、宮の華の「華翁」、渡久山酒造の「豊年」も販売。多良川は長期熟成向きに仕込んだ「本土復帰50周年記念ボトル」を先行販売、多良間産黒糖100%のラム酒「MAKUGANタラマズローシュガー」を限定販売している。
試飲会では各社の担当者から商品の説明を受けながらさまざまな泡盛を試していた。平良久貝から訪れた男性は「40度の古酒は口当たりが強かったが飲みやすかった。どれが良いか飲んでみないと分からないので良いと思う」と感想を述べた。
多良川の砂川拓也社長は「お客さんの泡盛に対する質問に答え、声を直接聞くことができる。泡盛について知ってもらう良い機会」と話していた。
同まつりは宮古島の泡盛文化を盛り上げ継承しようと毎年11月1日の「泡盛の日」に合わせて行われているが、今回は新型コロナの影響で延期され、規模も縮小して開催した。新企画の「私の好きな宮古の泡盛」の投稿では泡盛にまつわるエピソードや思い出、好きな銘柄とその理由などが多く寄せられた。
同店飲料担当の寺田裕美子さんは「試飲会では、この機会にふだん飲んでいない泡盛を試してほしい」と話している。