新たに展示された資料(一部) =市総合博物館

市総合博物館 新収蔵品の展示はじまる

 市総合博物館(友利浩幸館長)は第38回企画展として、新収蔵品展を25日から開始した。期間は3月20日まで。戦後間もなくの書類や生活道具に加え、ナーマムトゥで使用した神具や奉納されたワラザンなど157点が特別企画展示室に新たに展示された。同館では「大人も子供も新たな発見がある展示。ぜひ来館を」としている。

 史料は昨年受け入れた1126点から状態の良いものなどを展示。例年は新規の受け入れが200件に満たないこともあるが、庁舎の移転などで寄贈が急増したという
 戦争で徴用されアメリカ軍の攻撃で沈没した渡し舟の史料などを多数寄付した譜久村和海さん=伊良部池間添=は「祖父の代からの貴重な資料。かつての佐良浜の様子などを思い出せる」と紹介した。
 同館の寺崎香織学芸員は「いろいろな分野の史料を一同に展示する機会は貴重」とし、「お年寄りにとっては懐かしい展示が多い。当時の話も聞きたいので、幅広い人たちに来館してほしい」と呼び掛けた。
 問い合わせは同館(73ー0567)まで。

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