表彰状を手に笑顔の平良さん =平良西里のKAZUデンタルクリニック

平良さんに県医療功労賞

平良西里のKAZUデンタルクリニック院長の平良和枝さんはこのほど、読売新聞社の表彰で第50回沖縄県医療功労賞を受賞した。離島などで地域に密着した活動を続ける医療従事者をたたえるもので、平良さんは沖縄県歯科医師会から推薦された。

 平良さんは1988年にクリニックを開業。障がいを持つ子どもの歯科検診や地域の医療連携強化に力を注いできた。
 歯科医師会の推薦で県功労賞を贈られたことに「驚いたが、三十数年間こつこつ頑張って来たことが認められたのかなと思う。賞をもらってうれしいというよりは、長年支えてくれた地域の方々やスタッフ、推薦してくれた医師会への恩返しができたという気持ち」と話した。
 医院のモットーは「歳を重ねるほどひろがる笑顔の輪」。「いつまでも自分の歯でおいしく食事できるよう、コミュニケーションを大切にしながら寄り添っていきたい」と述べる。
 読売新聞社の医療表彰は離島や発展途上国など困難な環境で献身的な活動を行う医療従事者や、障がい者や難病者の支えとなっている医療・福祉・介護関係者に贈られる。

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