休校延長に理解も嘆きの声
幼小中の一斉休校が21日まで延長された知らせに、保護者や生徒の多くは「この感染状況では仕方ない」と理解を示したが、子どもの面倒を見るため仕事にいけないことや、友達と会えないことを嘆く声も多く聞かれた。休校中でも子どもを学校に受け入れていることを知らない市民もおり、周知不足が懸念される。
中学1年生と小学4年生の子を持つ女性は「延長になると予想していた」と話すも「家に閉じこもって動画ばかり見ていても健康に悪い。友達と遊びにいかせるわけにもいかないので、外に連れて行って運動させているが、自分の仕事ができなくて困る」と話した。
学校が子どもを受け入れていることについては「全然知らなかった。書類を見落としているかもしれないが、家の状況聞き取りなどの電話が学校からかかってきたことも無い」と驚いた様子だった。
小学4年生と保育園児の母親は「保育園からできるだけ通園を自粛するよう言われているので、子どもを家において仕事に行くこともあり心苦しい。せめて保育園にだけでも通わせてほしい」と嘆いた。
中学1年生の男子生徒は「学校だと皆が勉強しているからやる気もでる。友達とも会えないし早く再開してほしい」と話した。小学1年生の妹がいるため、両親が交互に1日置きで仕事を休んでいるという。
子どもがいるパート職員が休んでいるため、社員の負担が増えていると話す小売店もあった。