伊良部トーガニまつり 情感たっぷりに恋唄披露

 第9回伊良部トーガまつり(主催・同実行委員会)が31日夜、伊良部公民館で開催された。伊良部トーガニ部門、島タウガニ部門に計13人が出場し、島に伝わる伝統の恋唄を舞台で情感たっぷりに披露した。審査の結果、伊良部トーガニ部門では松山雅一さん(35)、島タウガニ部門では本永英治さん(52)がそれぞれ最優秀賞に輝いた。また、特別賞は砂川かおりさん(31)が受賞した。

 同まつりは、祖先が残した伝統文化である「伊良部トーガニ」を保存・継承し、まつりの発展、観光振興に寄与する目的で開催。降雨の可能性があるため、会場を伊良部公民館に移して行われた同まつりには、伊良部トーガニ部門に10人、島タウガニ部門に3人が出場した。


 会は、新風太鼓の太鼓演武で幕開け。次いで伊良部保育所4歳児が全員で伊良部トーガニを合唱し、会場を沸かせた。また、伊良部小学校4年生児童、佐良浜三味線同好会、譜久島弘一さん、嵩原千春さん(前回伊良部トーガニ最優秀賞)が出演し、会を盛り上げた。
 出演者たちは緊張した面持ちながら、気持ちを込めながら歌をしっかりと歌い切り、詰めかけた観客からは指笛や、温かい拍手が送られていた。


 開会式で、同実行委員会の長嶺吉和実行委員長が「自らの思いを歌にのせ、みなさんに感動を与えてほしい」と激励した。
 下地敏彦市長は伊良部トーガニをアカペラで熱唱した後、「沖縄の民謡の中でもすばらしい歌。次世代につなぐことが大切」と述べた。
 伊良部トーガニ部門で最優秀賞に輝いた松山さんは「とてもうれしい。信じられない。今後は伊良部トーガニをはじめ、宮古民謡をみんなに知ってもらえるよう頑張っていきたい」と喜びを語った。

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