Xが新収益プログラムを発表 影響は閲覧者にも…タイムラインはどう変わるのか
X(旧Twitter)が既存の収益プログラム「Revenue Sharing」を終了し、新しいプログラム「Original Content Rewards」を開始することを8日に発表した。
既存プログラムは9月7日に終了。翌8日から新プログラムが始まる。新プログラムについてX側は、「独創的なアイデア、専門知識、報道、創造性、そして解説をXにもたらしてくれるクリエイターに報酬を与える新しい方法」と説明している。
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新プログラムの注目点のひとつは、「表示回数の質」の見直し。これまでは返信欄からの表示も収益計算に含まれていたため、人気投稿への便乗コメントで表示回数を稼ぐ、いわゆる「インプレゾンビ」が多く見受けられ、的はずれな返信が大量に寄せられるなど、X上の治安の悪さにつながっていた。
一方、新プログラムの報酬対象になるのは、その名の通り「オリジナルコンテンツ」。具体的には「オリジナルの文章、スレッド、記事、レポート、または分析」「あなたが作成した写真や動画」「あなたがデザインしたミーム、グラフィック、イラスト、その他のクリエイティブ作品」「既存の議論に有意義な視点を加える解説、反応、または洞察」「独自の文脈、分析、物語、ユーモア、または創造的な編集を通じて、既存のコンテンツを実質的かつ有意義に変容させるコンテンツ」とのこと。
これまでは人気のある他人の返信をそのままコピペして返信するパターンが多く見受けられたが、こうした行為については「オリジナルコンテンツとして認められない可能性があります」と説明されている。
「インプレゾンビ」に変化の波 Xが「量より質」を重視
ユーザー視点で見ると、返信欄のインプレゾンビが減ることでポストへの有意義な返信が見やすくなるほか、結果的に一次情報や独自の視点を持つ投稿が目に入りやすくなる。
この動きの背景には、Xの収益源そのものの変化がある。クリエーターへの報酬は、2024年11月の時点で既に「広告収入」から「有料会員Premiumの課金額の一部」へと切り替わっている。広告収入が伸び悩む中、Xは有料会員に長く画面を見てもらうことを重視するようになり、その延長線上で「独自性のある投稿を優遇する」という今回のルール変更が生まれたと考えられる。
返信欄で似たようなコメントを連ねるだけの投稿や、他人の発言をそのまま転載しただけの投稿は、稼げなくなる以上、今後は徐々に減っていくと見られる。かわりに増えるのは、実体験や独自の分析を交えた、時間をかけて作られた投稿だ。9月8日以降、Xのタイムラインは、量より質を競う場所へと少しずつ姿を変えていくことになりそうだ。






