「詐欺では」との声も 高額な観覧券を販売した花火大会が突然中止、3市が関与否定
滋賀県の琵琶湖周辺で22日に開催すると告知されていた「琵琶湖三市同時花火大会」のSNSが9日更新され、中止を発表した。このイベントをめぐっては会場とされる長浜市、彦根市、高島市が6日、大会への関与を否定する異例の事態となっていた。
この大会の公式サイトでは、「高島市・長浜市・彦根市三市・三方向から同時に花火を打ち上げ」「全席指定・事前販売制」「1万発以上」「ナイトマーケット併設」などとうたい、シャトルバスや専用駐車場も用意すると案内。有料観覧券を7000~1万9000円(手数料込み)で販売していた。
ところが市民や屋台出店者から「本当に実施されるのか」「主催者と連絡が取れない」などの問い合わせが3市に相次ぎ、3市は6日、大会との関与を否定。これらの市には花火大会の事前に必要な警察や消防での手続きが行われていなかったという。
一方、大会実行委員会は5日の時点で新規チケット販売を一時停止すると公式SNSで発表。関係機関との最終調整を進めているためとし、大会の開催可否や今後の対応については9日に改めて案内するとしていた。そして9日、大会の中止を正式に発表。理由は、「開催日までに大会を実施するために必要な準備・運営体制を整えることが困難であると判断」と記し、延期や振替開催もなく、今後の開催予定もないとしている。
「この大会については以前からSNS上で『詐欺ではないか?』という疑いの声がちらほら出ていました。会場の詳細は購入者に1週間前にメールで通知するという方式がかなり珍しく、公式ホームページを見ても琵琶湖の形がおかしかったり、日本語が少し微妙だったり、どこか怪しい雰囲気があったんです。2024年、『名古屋国際映画祭』など、架空の映画祭のサイトが複数立ち上がり、エントリー料詐欺ではないか?と話題になったのですが、そのときの騒動を思い起こした人もいるようです」(Webライター)
詐欺なのか企画倒れかはわからないが、重要なのはすでに販売された観覧席のチケットや出店料が返金されるのかどうか。実行委員会は「法的専門家への相談を行いながら、対応内容の確認・整理を進めております。今後のご案内につきましては、本ホームページ・公式SNS等をご確認くださいますようお願いいたします」と説明しているが、果たしてどうなるか。今後の展開が注目される。






