求心力を失った「いのちの党」は生き残れるか 党名を変更した政党と継続している政党の現在
設立者の山本太郎氏の政界引退に伴い、れいわ新選組は6日、党名を「いのちの党」に変更した。党名を変える必要があったのかといった疑問の声も聞こえる。
山本氏が7月に記者会見を行った際に「れいわといえば山本太郎と思われている」などと発言し、党名変更の必要性を訴えていた。このことから、イメージを変えるために変更したものと考えられている。
いのちの党の代表には、山本譲司衆院議員が選出され、共同代表には天畠大輔参院議員が就任している。れいわ新選組が掲げた政策を維持しつつ、新たなスタートを切ることになるが、ネットには「本来の名のままで名誉挽回を目指すのが責任ではないか」といった指摘が根強い。
変更を支持する意見もあるが、党名を変えても政策に変化がなければ意味がないと考えている国民も多いようだ。
党名を変更した事例は、過去にもある。民主党は2016年、維新の党と合流し、党名を民進党に変更した。民主党は「立憲民主党」、維新の党はイメージを刷新しようと「民進党」を提案。両者の世論調査の結果、民進党が支持された。
一方、これまで党名を変更していない政党もある。自民党は自由民主党の党名で1955年の結党以来、維持している。また、日本共産党も、1922年に創立されてから同じ党名で活動を続けている。
れいわ新選組を設立した山本氏は、法定速度違反で検挙されたことなどを理由に代表を辞任し、政界を引退した。
党名を変えても、カリスマ的人気を誇っていた山本氏はもういない。石丸伸二氏が抜けた後の「再生の道」がそうだったように、いのちの党もブランド力が弱まる可能性がある。イメージは刷新されるが、道のりは厳しそうだ。






