平和式典でスピーチの高市首相 「防弾ガラス設置」に批判集まる
毎年8月6日の「平和記念日」に広島市の平和記念公園で行われる広島平和記念式典で、高市早苗首相のスピーチの際に防弾パネルが設置されていたとして、一部から批判の声が集まっている。
総理就任後、初めて平和式典に参列し、スピーチを行った高市首相。「わが国は『非核三原則』を堅持しており、『唯一の戦争被爆国』として、『核兵器のない世界』の実現に向けた努力をたゆまず続けていく使命を担っています」と話した。
一方、一部ネット上からは高市首相のスピーチに対し、「防弾ガラス越しでのスピーチとは異様」「防弾ガラスのパーテーションに国民の声を受け付けない壁を感じる」「防弾ガラスで前後左右守られながらの『平和式典』スピーチ」「スピーチする人が全員この防弾ガラスなのでしょうか。高市だけなら、天下の恥さらし者」といった声が集まっている。
問題となっているのは、壇上に設置された防弾ガラス。ただし、高市首相のスピーチ時のみ設置されたものではなく、式典の最初から壇上に設置されていた。さらに、この防弾ガラスは2025年の平和記念式典でも確認されている。
批判の理由として見受けられるのは、「襲撃される心当たりがある」「国民を信頼していない」「言動に間違いがないなら分厚い防弾ガラスは要らないはず」というもの。
つまり、「平和」を掲げる式典の精神を損なっている上、首相が「守られる存在」に見えるため、社会との分断を際立たせるものとなっている。
一方、2022年には安倍晋三元首相が奈良県で街頭演説中に手製銃で銃撃され、死亡。さらに2023年には当時の首相だった岸田文雄氏が選挙演説中にパイプ爆弾を投げつけられるという事件が発生している。
過去には石破茂前首相や岸田元首相の式典・屋外演説でも同様の防護が用いられており、高市首相だけ批判することや、平和を願う式典だからこそ、暴力を許さない体制を徹底するべきという反論も寄せられている今回の批判。現在もさまざまな意見が集まり、議論となっている。






