「青切符」導入の成果はいかに 上半期の自転車関連事故は「微減」傾向
7月31日、警察庁は「令和8年上半期における交通死亡事故」に関する資料を公開した。
自転車青切符制度導入から3カ月 9月からはさらにルール厳格化へ
これは2026年(令和8年)1月から6月までの6か月間で発生した交通事故を警察庁交通局がグラフ化した計10ページの資料で半期ごとに公開されている。
同資料によると、本年1月~6月の死者数は1162人で、前年同期比1人、0.1%増加となった。その一方で、65歳以上の死者数は633人と前年同期比26人、3.9%減少となっている。交通事故は、身体が動きづらくなった高齢者の被害が特に多いとされており、減少傾向にあることは喜ばしい事である。
また、一部で注目を集めたのは、自転車関連死亡および重傷事故である。自転車といえば、今年4月1日より「自転車の交通違反に対する交通反則通告制度」通称「青切符」が導入。信号無視をはじめ、ながらスマホ、一時不停止、右側通行など100種類以上の罰則が追加された青切符制度は導入当時に「覚えきれない」と一部で大きな物議を醸した。
今回、公開された資料によると、自転車による関連死亡・重傷事故は減少傾向となっており、前年3342件から本年は3272件と100件ほど少なくなっている。また、自転車対自動車事故に関しても前年比として100件ほどの減少傾向となっており、こちらも「微減」となった。
この減少傾向が「青切符」制度の導入と直接の関係があるのかは不明だが、事故防止という点では多少の効果があったと見て良いだろう。
もちろん、今回発表されたデータによる青切符導入の効果はわずか2カ月間であるため「青切符」の本当の効果が見られるのは、「令和8年下半期」となるであろう。






