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伊神さんが撮影した大型の野犬 =平良下里の鏡原

飢えた野犬に注意を 1匹の大型犬と中小型犬4匹 鏡原から野原方面へ 目撃あれば即通報を

 市平良下里の鏡原付近で地元住民の愛猫が野犬5匹によって食べられてしまうという事態が発生した。野犬はレトリバー大の1匹と中小型犬4匹ではい徊しており、一部は人に慣れているようだが、飢えており危険な状態だという。市環境保全課と宮古保健所は付近にわなを設置するなど対策を講じているものの、野犬はまだ見つかっていない。見かけた場合はすぐに同保健所(72・2420)へ通報するよう呼び掛けている。
 猫の飼い主である伊神均さんは鏡原でレンタカー会社を営んでおり、3匹の野良猫を保護し去勢手術などを施し会社敷地内で可愛がっていたが、9日の午前7時前に会社に行くと1匹の猫が見つからず、敷地内に野犬5匹がうろついているのを確認。少し離れた場所に大型犬含む4匹が鎮座しており、1匹は人慣れした様子で近づいて来たが追い払うと野原方面へ逃げて行ったという。
 その後、付近を原付バイクで走り猫を探すも見つからないまま、会社に帰ってくると敷地内にハエが舞っている箇所を発見。そこに猫の骨、内臓の一部と首輪を見つけたため「食べられてしまった」と思い通報したという。
 午前8時50分に警察に電話したが「飼い犬でない場合は保健所へ」という指示を受け、同保健所へ通報。職員が現場に来る15分の間、2度ほど猫の悲鳴と犬が騒いでいる様子が聞こえてきたとのこと。残る2匹の愛猫は会社にいたことから野良猫が襲われている可能性を感じたという。
 伊神さんは「猫が捕食されたとされる場所には頭蓋骨や背骨、毛、血も残っておらず、相当お腹を空かせている可能性がある」と自身の見解を述べ、「付近には学校もあるし、人が襲われかねないのでとても心配。早く野犬を保護してほしい」と肩を落とした。
 伊神さんはその後、原付バイクで毎日野犬を探しているが、見つけることができていない。保健所は9日に敷地内にわなを1台、11日に環境保全課が1台設置した。
 同保健所担当によると「職員には周辺をパトロールするよう指示はしているが、近辺にとどまっているのかはい徊していうのか現時点では分かりかねる」とした上で、目撃情報が増えればわなの種類や増設など環境保全課と相談、確認しながら対処を講じていくとのこと。同課担当者も同様の見解を述べた。
 同保健所では「野犬を見かけた場合はむやみに近づかず、すぐに通報してほしい」と強く呼び掛けている。

襲われたされる現場に残った猫の骨(伊神さん提供)

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