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港湾区のにぎわい創出へ ウォーターフロント再整備事業 公募型プロポで運営事業者募集 10~30年の長期契約 9月提案受け付け開始

 市建設部港湾課は29日、「宮古島市みなとまちづくり基本計画」に基づくウォーターフロント再整備事業(拠点I:Cエリア)の運営事業者を公募型プロポーザル方式により募集すると発表した。観光客および市民を対象とした事業を展開する事業者の選定を目的にひらりん公園を含む港湾緑地が対象。選定された事業者は、収益施設の整備および管理運営を行う。得られた収益を緑地等の整備および管理運営に還元することが求められる。公募期間は9月27日まで。
 この事業は、宮古島市みなとまちづくり基本計画に基づき、クルーズターミナル周辺の港湾区域臨港地区の整備基本方針と各種施設の基本計画を踏まえ、公共施設及び公有地を活用した賑わい施設等の整備・維持管理・運営事業について、民間活力導入可能性調査を行った結果、民間活力の導入可能性が認められたことに基づいている。
 2022年度の港湾法改正に基づき、事業対象地の港湾緑地一体に事業用定期借地権を設定し、認定計画実施者に貸し付ける形式で行われる。
 事業者は、契約締結後、借地期間内に収益施設、緑地等を一体的に整備・管理運営することになる。契約期間は事業用定期借地権設定契約に基づき10年以上30年未満となる。
 募集内容には、一次審査として応募書類による参加資格審査、二次審査として選定委員会による提案内容審査が含まれる。申込に必要な書類の受付期間は2024年9月2日から9月27日までとされ、提案内容審査、審査結果の通知は11月上旬に行われる予定である。また、港湾環境整備計画の認定申請は11月下旬に行われ、国土交通大臣の同意は2025年2月上旬、公衆縦覧は2月下旬、港湾環境整備計画の認定・公表は3月上旬に予定されている。
 事業に関する質問の回答は市のホームページに掲載する。スケジュールによると、現地見学会は4月17日から5月15日の間に実施される。
 本事業を通じて、港および背後市街地の一体的な整備により、アフターコロナにおける観光客の受入体制の強化、環境の構築を図る。
 また、官民連携による港湾内、その周辺地区の既存施設や観光資源の利活用、観光客と市民との交流機会の創出等により、クルーズ船客のみならず地元住民・フライト客が憩い・交流することのできる空間整備を目的としている。
 詳細、問い合わせは市建設部港湾課(72・4876)まで。

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