喜屋武署長(右)から感謝状を受け取る恩川さん =宮古島警察署

恩川さんに感謝状贈呈 下地上地少年助け 迅速・的確に人命救助

 宮古島警察署は(喜屋武一郎署長)は25日、ことし9月9日に下地上地の県道上で発生した交通事故にて、車の下敷きになっていた小学校1年生を救助した恩川博樹さんに人命救助功労の感謝状を贈呈した。喜屋武署長は恩川さんの的確な人命救助に深い感謝を示した。
 事故当時、恩川さんは現場付近をたまたま通りかかった際、車にひかれ車の下から児童の足が見えていたことで「これはまずい」と思い、無我夢中で救助に向かった。救急車が到着するまでの間、児童につきそい「大丈夫だよ」と勇気づける言葉もかけていたという。
 その後、児童の命に別条はないとの一報を聞いた恩川さんは「本当に良かった。自分にも子どもがいるので助けたい一心だった。助かっただけで安心した」と語った。同署によると、恩川さんの的確かつ迅速な救助のおかげで大きな事故にはつながらなかったという。
 贈呈式で喜屋武署長は「このたびは恩川さんの機転の利いた行動のおかげで大きな事故にならずに済んだ。深く感謝申し上げる」と述べ、大勢の署員の前で恩川さんに感謝状を手渡した。

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