受賞を喜ぶ入賞者ら =市役所大ホール

文化作品展11人を表彰 障がい者週間 入賞者の栄誉たたえる

 毎年障がい者週間(12月3日~9日)に合わせて開催されている2023年度障がい者週間文化作品展の表彰式が21日、市役所大ホールで行われた。出席した入賞者、団体に賞状が手渡され、座喜味一幸市長は「素晴らしい作品をありがとう」と感謝の言葉を贈った。74点の作品は8日まで市役所で展示されていた。
 標語は市障がい福祉課が選考、他の部門は市民からの投票で入賞作品が選ばれた。今年度は地域活動支援センターや就労継続支援事業所の11事業者から計74点の応募があった。
 作品は11月28日~12月8日まで市役所1階エントランスホールに展示されていたもので、期間中は宮古の産業まつりで大勢の市民の目にもとまった。市民238人からの投票があったという。
 式では座喜味市長が受賞者一人ひとりに賞状を手渡し、「受賞おめでとう。皆さんの作品は私たち市民の多くに感動を与えてくれた。健常者も障がいのある人も創作活動においては関係ない。これからも素晴らしい作品を世に出されることを楽しみにしている」と栄誉をたたえた。
 標語部門で最優秀賞を受賞した「チョロ」さんこと、嵩原清美さんは「きょうまで実感がなかったが、賞状を受け取ったことでうれしさを感じた。また来年も応募したい」と喜んだ。
 また、嵩原さんは手芸部門で最優秀賞を受賞した「草木染めドレス~madefromABEnoMASK」を製作したプラザオールスターズ約50人の代表としても今回出席した。
 同作品展は市民の間に広く障がい者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、障がい者が社会、経済、文化、その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的に開催されている。
 受賞者は次の通り(敬称略)。
 【標語部門】最優秀賞=チョロ(ふれあいプラザ宮古)【手芸部門】最優秀賞=プラザオールスターズ(ふれあいプラザ宮古)▽優秀賞=下地芳子(グットトライ)【工芸部門】最優秀賞=知念(オハナ宮古)▽優秀賞=喜納悠太(グットトライ)【書道部門】最優秀賞=下地純(ハートフルふきあげ)▽優秀賞=S(ふれあいプラザ宮古)【絵画部門】最優秀賞=加藤信(宮古島カルディア)▽優秀賞=松田博明(マーズくこりもや)【写真部門】最優秀賞=上里勝美(就労支援B型事業所アダナス)▽優秀賞=上地美智代(みやこ学園)

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