記者会見を行った(左から)坂本支店長、座喜味市長、矢沼常務 =市役所

首里城復興で植樹・木育 上野小児童と体験・授業も

 宮古島市(座喜味一幸市長)、宮古森林組合、オリオンビール(村野一代表)、農林中央金庫(奥和登代表)の那覇支店は14日、市役所で会見を開き共同で首里城の復興と国産材利用拡大のための取り組みを発表。会見後には上野小学校の児童と宮古森林組合が連携し、イヌマキの里帰り植樹と木育授業の実施が発表された。

上野小児童と宮古森林組合は連携し植樹活動を行った=袖山のエコマラソンの森隣地


 同事業はイヌマキの一大産地の宮古島地区で首里城の建材となるイヌマキの植樹や県産材を用いたクラフト体験・木育授業を実施し、地元住民の交流機会の創出、将来的な木材ファンの育成、文化材に使われる木材の確保を実現していきたいとしている。
 会見に出席した座喜味市長は「持続可能な環境や社会を目指す一つは国産材の森林資源活用と自然循環の意義の大切さ。首里城には宮古島のイヌマキが使われていた。今回イヌマキの種から発芽させた苗木を地元の児童が植樹するのはとても素晴らしい。イヌマキの里帰り植樹でもある」と述べた。
 オリオンビールの矢沼恵一常務執行役員は同社の県の活性化に向けたさまざまなCSR活動の一環として沖縄の自然環境保全と首里城復興への貢献への取り組みについて語った。
 農林中央金庫那覇支店の坂本賢修支店長は、同庫の2013年からの国産材利用拡大活動の経緯を述べ、これまでの取り組みを振り返った。
 会見後に実施された植樹活動は上野小児童38人が参加し、市内袖山のエコマラソンの森隣地で実施された。同校児童会長の宮國凛生さんは「首里城の復興に寄与するイヌマキの成長を楽しみにしている」と話し、下地叶望さんも「10年後に大きく成長したイヌマキを見たい」と意気込みを示した。今回植えられた苗木は約2年経過したものだという。
 昼食後には東仲宗根の宮古森林組合でイヌマキ材を使ったイス作りの木育授業が行われた。

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