市シルバー人材センター設立30周年記念式典であいさつする川満理事長(奥左から2人目) =ホテルアトールエメラルド宮古島

30周年記念式典・祝賀会 市シルバー人材セ

 宮古島市シルバー人材センター(川満勝彦理事長)の設立30周年記念式典と祝賀会が10日、市内下里のホテルで開かれた。式典では川満理事長が会員や関係機関に対しこれまでの支援に謝意を伝えるとともに、今後への決意を示したほか、発注者や永年役員と会員を表彰。祝賀会では出席者全員による乾杯で同センターの節目を祝った。
 同センターは1992年に平良市シルバー人材センターとして設立。2005年の市町村合併に伴い宮古島市シルバー人材センターと名称が変わり、20周年となった12年4月からは公益社団法人となった。22年度時点で会員数367人。
 式典のあいさつで川満理事長は「少子高齢化が進展し高齢化率は29%に達し人生100年時代を迎えた今、誰もが生涯活躍できる社会の実現が求められている」と話し、「高齢者の希望や地域のニーズに対応した多様な就労環境を確保し、また高齢者の生きがいを充実させ健康の維持増進を図り元気な明るい高齢者を増やし地域の期待に応えられるようにさらなる発展を目指したい」と決意を述べた。
 表彰では永年継続発注者8事業所に発注者感謝状、役員9人と会員16人に表彰状が贈られた。そのうち役員(3期)の石原ヨシさんは「このセンターがなかったら私の今は無い。感謝の気持ちでいっぱいでまだまだ頑張りたい」と感謝を示した。
 来賓あいさつでは、沖縄労働局の西川昌登局長、県商工労働部の松永亨部長、座喜味一幸市長の祝辞をそれぞれ代読。宮古島市議会の上地廣敏議長と県シルバー人材センター連合会の翁長聡会長は節目を祝し、今後の発展に期待する言葉を贈った。
 祝賀会では参加者全員で乾杯し、30周年を祝ったほか、同センターの会員らがさまざまな余興を披露し、会を盛り上げた。

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