直行便で到着した旅客にパンフレットを手渡すミスブーゲンビレアの下地さん =宮古空港

ようこそ〝宮古島へ〟 「観光月間」空港で歓迎

 沖縄観光月間にちなみ宮古島市、宮古島観光協会、航空各社などは22日、宮古・下地島空港に本土直行便などで到着した観光客を歓迎した。今月1日から公務を開始した新ミス宮古島をはじめ市イメージキャラクターみーや、関係者がパンフレットなどを手渡し、唄三線の演奏で出迎えた。宮古島警察署はレンタカーの安全運転を呼び掛けた。宮古の入域観光客数は空路のみなら7月に月間過去最多を更新するなど好調に推移し、コロナ禍前を上回っている。
 県観光振興条例では8月を「観光月間」、8月1日を「観光の日」と定め、観光客を歓迎するイベントを県内各地で実施しているが、今年は台風6号の接近により延期されていた。
 宮古空港ではミスブーゲンビレアの下地百瑛さんや市、観光協会、到着便の航空会社職員が横断幕を手に歓迎。午前11時着の羽田直行便では到着ロビーに出てきた大勢の観光客にパンフレットや除菌セットなどが入った袋を手渡した。みーやは多くの子どもたちと記念撮影をしていた。
 東京から家族3人で訪れた50代男性は「宮古島は初めて。沖縄本島には何回も行ったが、まとまった休みが取れたので海が一番きれいな宮古島に来た。スノーケリングや観光を楽しみたい」と話した。
 7月に空路で宮古を訪れた観光客数は9万1931人と月間の過去最多を記録。市観光商工課の洲崎憲明さんは「4~6月は国際線の規制で国内需要が高く7月は不安だったが、空路は過去最高で好調を維持できた。皆さんに選んでもらえてうれしい。レンタカーや海の事故が起きているので注意してほしい。関係機関と協力して安心安全な旅をしてもらえるよう努めたい」と述べた。
 観光協会の川満正寛事務局長は「長期間の台風の影響で食材の確保が大変だった。食材の保存も含めて観光でも地産地消を官民一体となって進める必要がある」と話した。
 宮古島署は県警マスコットのシーサー君も登場してレンタカーの事故防止を訴えた。同署交通課の石川光司課長は「信号のない交差点での事故が多い。交通ルールを順守した運転をしてほしい」と呼び掛けた。

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