当局が市議会に新年度予算などを説明した =市議会全員協議室

当初予算総額517億円 宮古島市、市議会に議案説明

 宮古島市(座喜味一幸市長)は24日、市議会全員協議室で3月定例会に向受けた議案説明会を開き、2023年度の当初予算が一般・特別会計の合計で517億3250万円になることを明らかにした。特別会計は6会計で140億4250万円となり、前年度比6億1369万円(4.6%)の増。そのうち、国民健康保険事業は67億6075万円。23年度一般会計補正予算案12億9940万円などの上程議案とともに説明した。
 特別会計は▽国民健康保険▽港湾▽介護保険▽後期高齢者医療▽再生可能エネルギー運営▽土地区画整理―の6会計。国民健康保険は前年度比3億4800万円(5.4%)の増加。そのうち一般被保険者療養給付費が38億6499万円となり、前年度から2億3962万円増えた。
 介護保険は58億8872万円で、前年度比2億4361万円(0.4%)減。うち介護サービス給付費が48億5382万円で、1億4002万円減少した。後期高齢者医療は5億6874万円を計上しており、前年度比4052万円(7.7%)の増加。
 港湾に6億9622万円、再生可能エネルギー運営に2511万円、土地区画整理事業に1億295万円を計上。それぞれ前年度比45.2%、91.6%、25.3%の増加。港湾機能整備事業に2億3968万円を計上している。
 一般会計は376億9000万円で、前年度とほぼ横ばい。歳入のうち自主財源は99億7867万円で、構成比26.5%。市税のうち、個人市民税は21億1104億円、固定資産税29億6406万円。前年度比でそれぞれ2億1536万円、2億2957万円の増。いずれも現年課税分。
 22年度の一般会計補正に12億9940万円を計上し、補正後の総額は420億1876万円となる。主な歳入はふるさと納税寄付金が9億4960万円、前年度繰越金7億5019万円など。国庫支出金が4億1493万円、県支出金が9820万円、市債は1億6524万円の削減。
 歳出ではふるさとまちづくり応援基金に9億4978万円、財政調整基金に5億7991万円、庁舎等建設基金に5億円をそれぞれ積み立てる。削減は土木費6億9586万円、民生費1億9849万円など。

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